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J-GLOBAL ID：201302264280612440   整理番号：13A0075304

EMCマクロモデルを用いた暗号機器へのサイドチャネル攻撃に対する安全性の予測

Safety Estimates of Cryptographic Modules against On-Board Side-Channel Attacks by Use of EMC Macro-Model

著者 (5件)： 五百旗頭健吾 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  天野哲夫 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  岡本薫 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  豊田啓孝 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  渡辺哲史 (岡山県工技セ)
資料名： 電気学会電磁環境研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： EMC-12  号： 43-60  ページ： 87-94  発行年： 2012年12月14日 
JST資料番号： L4033A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： IC/LSIの同時スイッチングノイズに起因するEMI予測を目的として開発されたEMCマクロモデルを使用し,暗号モジュールのサイドチャネル攻撃に対する安全性を予測した。暗号モジュールとして市販のサイドチャネル攻撃標準評価プリント基板SASEBO-Gを使用し,AES暗号に対して相関電力解析によるサイドチャネル攻撃を仕掛けた時の安全性を,EMCマクロモデルと電源供給回路の線形等価回路を用いた回路シミュレーションによって予測した。EMCマクロモデルのインピーダンスおよび等価電流源はLECSSモデルの同定法を参考に実測により同定した。同定したEMCマクロモデルとPDNの線形等価回路を使い,ボード上の電源供給回路にローパスフィルタを挿入した場合について,相関電力解析で得られる相関係数を予測した。予測された相関係数は,同じフィルタ条件において実測したサイドチャネル信号を相関電力解析した時の相関係数とよく一致した。この結果は,暗号モジュールのサイドチャネル攻撃に対する安全性予測において,EMCマクロモデルを用いた等価回路解析が有効であることを示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *電磁環境 ,  *電磁干渉 ,  シミュレーションモデル ,  集積回路 ,  モジュール ,  *国家規格 ,  安全評価 ,  *コンピュータセキュリティ ,  電磁両立性 ,  *サイバー攻撃 ,  *高度暗号化規格
準シソーラス用語： EMC【電磁干渉】 ,  マクロモデル ,  暗号モジュール ,  *AES暗号 ,  *サイドチャネル攻撃

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  雑音測定  (ND04030F)

引用文献 (14件)：

• [1] P. C. Kocher, J. M. Jaffe, and B. C. Jun, "Differential power analysis," in Advances in Cryptology -CRYPTO 99, ser. LNCS, M. Wiener, Ed. Springer-Verlag, 1999, vol. 1666. pp. 388-397.
• [2] S. Mangard, E. Oswald, and T. Popp, Power Analysis At- tacks. New York: Springer, 2007, ch. 6, pp. 120-165.
• [3] S. D. Dhia, M. Ramdani, and E. Sicard, Electromagnetic Compatibility of Integrated Circuits. New York: Springer, 2006.
• [4] H. Osaka, T. Kinoshita, D. Tanaka, O.Wada, Y. Toyota, and R. Koga, "Power current modeling of ic/lsi with load dependency for emi simulation," IEEE Int. Symp. Electro- magnetic Compatibility, 2003.
• [5] EMC macro-model (LECCS-Core) for multiple power- supply pin LSI, 2004.

タイトルに関連する用語 (6件)： EMC ,  マクロモデル ,  暗号機 ,  サイドチャネル攻撃 ,  安全性 ,  予測