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J-GLOBAL ID:201302267522583201   整理番号:13A0069135

ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)枝心材からの抽出物の生物活性

Bioactivities of extracts from Chamaecyparis obtusa branch heartwood
著者 (10件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 544-549  発行年: 2012年12月25日 
JST資料番号: L3386A  ISSN: 1435-0211  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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木質廃棄物の新規利用方法を発見するために,著者らはヒノキ(Chamaecyparis obtusa)の枝心材からの抽出物の生物活性を検討した。そして,樹幹心材からの抽出物と比較した。検討された生物活性は,4つの菌類(カワラタケ(Trametes versicolor),オオウズラタケ(Fomitopsis palustris),Trichoderma virens,クモノスカビ属(Rhizopus oryzae))に対する抗真菌性活性および菌類では測定可能でない任意アレロパシー活性を示すおばけエビ(Artemia salina)のバイオアッセイであった。抗真菌性活性を,枝および樹幹心材のヘキサンおよび酢酸エチル抽出で観測した。枝のヘキサンおよび酢酸エチル抽出物および樹幹のヘキサン抽出物がおばけエビに対する強い致死率を示した。枝の活性抽出物の産出は,非常に樹幹の産出より多かった。枝の活性抽出物における同定した化合物は,ジェマクラ-1-(10),5-ジエン-4β-オール,T-カジノール,T-ムウロロール,ヒノキレシノールおよびヒノキニンであった。ヒノキレシノールおよびT-ムウロロールは,強い抗真菌性活性を示した。ヒノキレシノールは,T.virens,R.oryzaeおよびおばけエビに対する生物活性を示した。ジェマクラ-1-(10),5-ジエン-4β-オールは,おばけエビに致命的だった。ジェマクラ-1-(10),5-ジエ-4β-オールおよびヒノキレシノールは,樹幹心材における少量成分であるが,しかし,枝における主成分であった。これらの定性的で定量的結果は,枝心材が大量の抗真菌性のアレロパシー化合物を含有するので,枝心材は価値ある化学的資源でありえたことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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木材化学 
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