抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福島第一原発事故後,一般廃棄物の焼却灰に放射性セシウムが含まれていることがあり,適性に埋立処分するには焼却灰からのセシウム溶出挙動の把握が重要である。これまではJISの公定法を準用していたが,数週,数か月といった長い溶出試験時間での溶出挙動が必要である。そこで,一般廃棄物の焼却施設より採取した灰のキレート処理およびセメント添加した固化造粒物を用い,海面処分場を想定して海水による溶出試験を行った。放射性セシウムの溶出率は6時間で約70%であったが,2週間になると約90%程度となった。溶出試験1か月で溶出率はほぼ一定となった。また純水溶媒よりも海水溶媒は,溶出濃度が約8倍も高いことが分かった。