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J-GLOBAL ID：201302274868893572   整理番号：13A0766890

Penicillium decumbensのナリンギナーゼによるルチンからのクエルセチン-3-O-グルコシドの合成

Synthesis of Quercetin-3-O-Glucoside from Rutin by Penicillium decumbens Naringinase

著者 (5件)： LEE Young-Su (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  HUH Ji-Young (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  NAM So-Hyun (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Doman (Chonnam Natl. Univ., Gwangju, KOR) ,  LEE Soo-Bok (Yonsei Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Food Science  (Journal of Food Science)
巻： 78  号： 1-3  ページ： C411-C415  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： C0005A  ISSN： 0022-1147  CODEN： JFDSAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ルチンはフラボノールクエルセチンとルチノース糖成分から構成されたバイオフラボノイドである。ルチンはソバ,アプリコット,チェリーおよびプルーン中に豊富に含有している。それはまた,柑橘類およびベリー類にも含有している。ルチンは酵素的に末端のラムノースが除去されてクエルセチン-3-O-グルコシド(Q-3-G)になり,ルチン以上の種々の長所を有することになる。ここでは,Penicillium decumbensのナリンギナーゼによるルチンからのQ-3-Gの合成について検討した。実験の結果,P. decumbensのナリンギナーゼによるルチンからのQ-3-Gへの生物変換はpHが約6.0に上昇すると増加した。Q-3-Gの生成率は制御したpH6.0で末端ラムノースが除去されたので92%以上を確保した。ルチンからQ-3-Gへの酵素的生物変換は繰り返し行い,収率は84%であった。Q-3-Gの溶解性はルチンおよびクエルセチンの69および328倍であった。そのことで,Q-3-Gが食品中でより生物学的に利用可能となったと考えられた。

シソーラス用語： Penicillium ,  グリコシド結合ヒドロラーゼ ,  生体内変化 ,  *糖質代謝 ,  *酵素利用反応 ,  酸素複素環化合物 ,  配糖体 ,  多価フェノール ,  ビフラボノイド ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン ,  二糖類 ,  フラボノイド
準シソーラス用語： Penicillium decumbens ,  *ナリンギナーゼ ,  *生物変換

分類 (2件)： 糖質の代謝と栄養  (EJ02035H) ,  酵素の応用関連  (EB09100B)

物質索引 (3件)： クエルセチン-3-O-β-D-グルコピラノシド ,  ルチノース ,  ルチン

タイトルに関連する用語 (5件)： Penicillium ,  ナリンギナーゼ ,  ルチン ,  クエルセチン ,  グルコシド