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J-GLOBAL ID:201302275837619363   整理番号:13A1763165

α,β-不飽和カルボニルのアクロレインはシアノバクテリアのSynechocystis sp.PCC6803の増殖とPSII活性を抑制する

Acrolein, an α,β-Unsaturated Carbonyl, Inhibits Both Growth and PSII Activity in the Cyanobacterium Synechocystis sp. PCC 6803
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資料名:
巻: 77  号:ページ: 1655-1660 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: G0021A  ISSN: 0916-8451  CODEN: BBBIEJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,α,β-不飽和カルボニルのアクロレインがシアノバクテリアのSynechocystis sp.PCC6803(S.6803)の増殖を抑制できるかどうか,いかに抑制するかを調べることを目的とした。S.6803を200 μMアクロレインで3時間処理するとその増殖を著しく,不可逆的に抑制した。抑制メカニズムを解明するために,光合成へのアクロレインの効果を調べた。暗い条件と対照的に,照明の条件下でS.6803へのアクロレインの添加はCO2依存O2発生速度(光合成活性)を低下した。さらに,アクロレインでの処理は光化学系II(PSII)中のジメチルベンゾキノンを還元する活性を低下した。また,アクロレインは光化学系I(PSI)の反応センタークロロフィルのP700の酸化型の還元速度も抑制した。これらの結果はアクロレインがシラコイド膜中のPSII活性を抑制したことを示す。照明されたS.6803に200 μMアクロレインを添加するとChl蛍光の定常状態レベル(Fs)を徐々に増し,PSIIの量子効率を低下した。これらの結果はアクロレインがPSIIのアクセプター側を損傷することを示唆した。他方,アクロレインは呼吸を抑制しなかった。上記の結果から,アクロレインの代謝とそれのS.6803における生理的効果の見識を得た。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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光合成  ,  脂肪族アルデヒド 
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