抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災および誘発地震における斜面変動の分布と地形・地質的特徴を把握しその類型化について検討した。その結果,斜面崩壊・地すべりは震度5以上で発生し,第三系・先第三系の工学的異方性をもった岩盤からなる山地・丘陵地や,火山灰層を主としたローム層が厚く堆積する丘陵・台地斜面で多発した。前者では地層境界や層理面・節理面が,後者では埋没谷や地下水が変動しやすい粗粒火山灰層の下に風化の進んだ細粒火山灰層が存在することが重要と推定された。また,内陸直下型の正断層で発生した地震でも逆断層型と同様上盤側に斜面変動が多かった。