文献

J-GLOBAL ID：201302280491864440   整理番号：13A1466521

「近年の鋳造設備研究・開発の進展」取鍋傾動式自動注湯機における出湯口ガイドをもつ取鍋からの流出液体の落下位置制御

Falling Position Control of Outflow Liquid from Pouring Mouth of Ladle with Flow Guide in Tilting-ladle-type Automatic Pouring Machine

著者 (5件)： 野田善之 (山梨大 工) ,  伊藤敦 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  寺嶋一彦 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  鈴木薪雄 (新東工業) ,  太田和弘 (新東工業)
資料名： 鋳造工学  (Journal of Japan Foundry Engineering Society)
巻： 85  号： 9  ページ： 574-584  発行年： 2013年09月25日 
JST資料番号： G0096A  ISSN： 1342-0429  CODEN： CHKOFY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は鋳造業で用いられる取鍋傾動式自動注湯機のための先進的な制御システムに関連している。取鍋から鋳型の湯口内へ高精度に注湯することを目的に,流出液体の落下位置制御システムが本稿で提案される。提案手法では,流出液体の落下位置を含む注湯プロセスの数理モデルが取鍋形状や注湯状態から導出される。流出液体の落下軌跡モニタリングシステムを用いて,提案された数理モデルの実験検証が行われる。本稿では,出湯口ガイドを有する取鍋に対する注湯プロセスが数理的に解析される。流出液体の落下位置は,ガイドの影響によって取鍋傾動角度に伴って変動する。それから,取鍋から流出する液体の流速が,液体の断面収縮により増速することを確認した。したがって,数理モデルより推定される流速を補正する必要がある。本稿では流速の補償法を提案した。落下位置制御は,提案された落下位置数理モデルを用いたフィードフォワード制御により構築される。提案制御システムの有用性は,モニタリングシステムを有する自動注湯機を用いた実験を通して検証される。(著者抄録)

シソーラス用語： *鋳造設備 ,  *鋳込 ,  とりべ ,  *位置制御 ,  落下 ,  鋳造 ,  監視装置 ,  数学モデル ,  流速 ,  補償 ,  サーボモータ ,  ディジタル信号プロセッサ ,  CCDカメラ ,  その場観察 ,  ブロック線図 ,  傾斜角 ,  ロードセル ,  制御系
準シソーラス用語： 注湯 ,  自動化システム ,  モデル解析

分類 (1件)： 炉,鋳造設備  (WC01070I)

引用文献 (19件)：

• LERNER, Yury S. Modern Casting. 2003, 93, 11,14
• WILLIAM, Lowback. Foundry Management & Technology. 2002, 130, 7,10
• PARANJAPE, Goran. Foundry Management & Technology. 2005, 133, 1,36
• PARANJAPE, Sanjay. Metalworld. 2010
• DEBRAY, C. Cast Metal & Diecasting Times. 2011

タイトルに関連する用語 (10件)： 鋳造設備 ,  研究 ,  開発 ,  進展 ,  取鍋 ,  注湯機 ,  出湯口 ,  流出 ,  落下 ,  位置制御