文献

J-GLOBAL ID：201302282037010049   整理番号：13A0981096

放射性セシウム含有土壌への酸抽出方法の適用性に関する基礎的検討

Applicability of the Acid Extraction Method to Radioactive Caesium Contaminated Soil

著者 (3件)： 保高徹生 (独立行政法人産業技術総合研究所) ,  川本徹 (独立行政法人産業技術総合研究所) ,  駒井武 (独立行政法人産業技術総合研究所)
資料名： Radioisotopes  (Radioisotopes)
巻： 62  号： 4  ページ： 211-218 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0494A  ISSN： 0033-8303  CODEN： RAISAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では放射性セシウム汚染土壌の減容化技術の一つである酸抽出法を対象として,基礎的な知見及び粘性土への適用性を得ることを目的とした。試験は,事故後9か月の時点で福島県内から採取した土壌を用いて,複数の条件で酸抽出試験を実施した。その結果,放射性セシウムの抽出効率は6mol/L-硝酸において24%~71%の範囲であり,砂質土(Sand)では抽出効率が高いが,シルト・粘土分が多い土壌では抽出効率が低くなる傾向が確認された。また,福島県内の水田に多い灰色低地土については50%程度の抽出効率となることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  *放射性同位体 ,  *放射能汚染 ,  土壌汚染 ,  効率 ,  原子炉事故 ,  *抽出 ,  抽出効率 ,  *セシウム放射性同位体 ,  東電福島第一原子力発電所事故
準シソーラス用語： *放射性セシウム ,  福島第一原子力発電所事故 ,  *酸抽出

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (18件)：

• 環境省. 除染特別地域における除染の方針. 2012
• 環境省. 除染等の措置等に伴って生じる土壌等の量の推定について. 2011
• 山口紀子. 土壌-植物系における放射性セシウムの挙動とその変動要因. 農環研報. 2012, 31, 75-129
• 石川奈緒. 放射性セシウムの水田土壌への収着挙動における粘土鉱物の影響. RADIOISOTOPES. 2007, 56, 519-528
• NAKAO, A. Characterization of the frayed edge site of micaceous minerals in soil clays influenced by different pedogenetic condition in Japan and Northern Thailand. Soil Science and Plant Nutrition. 2008, 54, 479-489

タイトルに関連する用語 (5件)： 放射性セシウム ,  土壌 ,  酸 ,  適用性 ,  基礎的検討