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J-GLOBAL ID：201302282764534557   整理番号：13A1124344

リサイクルポリプロピレンの内部構造と機械的性質

Inner Structure and Mechanical Properties of Recycled Polypropylene

著者 (5件)： YAO Shigeru (Fukuoka Univ.) ,  TOMINAGA Aya (Fukuoka Univ.) ,  FUJIKAWA Youhei (Fukuoka Univ.) ,  SEKIGUCHI Hiroshi (Fukuoka Univ.) ,  TAKATORI Eiichi (TOSOH A&R Center Co. Ltd.)
資料名： 日本レオロジー学会誌  (Journal of the Society of Rheology, Japan)
巻： 41  号： 3  ページ： 173-178  発行年： 2013年06月15日 
JST資料番号： Z0961A  ISSN： 0387-1533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バージンポリプロピレンとバージンのポリプロピレンの射出成形での副生成物(実例,ランナ等)の副産物から入手したリサイクルポリプロピレンの分子特性について検討した。それぞれの試料から調製した3mm厚みの試片の引張特性も試験した。その結果,2つの材料はほぼ同じ分子特性をと引張特性を有していた。しかしながら,それらの破壊面は非常に異なっていた。更に,リサイクル試料の100μm厚のフィルムはバージンのポリプロピレンから作成したフィルムに比べて非常に脆かった。リサイクルされた試料は射出成形時に剪断変形の履歴を有しており,剪断変形による特異な内部構造を有しているかもしれない。急速な加熱速度による吸熱曲線における特異なピークがあり,この結果が上述の仮説を支持する。UV照射の期間の引張破壊エネルギーの依存性がこれらの試料で基本的に同じであることが分かった。これらの結果に基づいて,分子の破壊比率を評価できる新しい理論式を提案する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリプロピレン ,  *リサイクル ,  射出成形 ,  *引張試験 ,  プラスチックフィルム ,  プラスチックシート ,  分子量分布 ,  *材料 ,  *比較試験 ,  剪断変形 ,  *内部構造 ,  破面 ,  モルフォロジー ,  紫外線照射 ,  破壊エネルギー ,  示差走査熱量測定 ,  *バージン材料 ,  *再生材料 ,  *利用 ,  *再利用

分類 (3件)： 高分子廃棄物処理  (YH01020W) ,  機械的性質  (YH02022L) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

引用文献 (18件)：

• 1) Yamasue E, Minamino R, Daigo I, Okumura H, Ishihara NK, J Japan Inst Metals, 74, 811 (2010).
• 2) Report of Special Research from the National Institute for Environmental Studies, Japan, National Institute for Environmental Studies, (2006).
• 3) Al-Salem SM, Lettieri P, Baeyens J, Waste Manage, 29, 2625 (2009).
• 4) Nishiyama Y, Nippon Gomu Kyokaishi, 81, 388 (2008).
• 5) Miyagawa E, Tokumitsu K, Tanaka A, Nitta K, Polym Degrad Stabil, 92, 1948 (2007).

タイトルに関連する用語 (4件)： リサイクル ,  ポリプロピレン ,  内部構造 ,  機械的性質