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J-GLOBAL ID：201302286046267023   整理番号：13A0011245

炭素繊維プレートによる化学プラント架構小梁補強の実施工例

REHABILITATION OF SECONDARY BEAM IN CHEMICAL PLANT FRAME USING CARBON FIBER REINFORCED PLASTIC PLATE

著者 (5件)： 服部明生 (東レ建設(株)技術設計部) ,  玉井宏章 (長崎大学工学部工学科) ,  高松隆夫 (広島工業大学工学部建築工学科) ,  山西央朗 (東京工業大学大学院総合理工学研究科) ,  小澤吉幸 (東レ建設(株))
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 18  号： 39  ページ： 559-564 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 35年前に竣工し化学的雰囲気に晒された鋼構造化学プラントを,炭素繊維プレート接着による補強工法で修復した例を検討した。激しい腐食が生じたH形鋼に超音波ケレン処理を行って,炭素繊維プレートを貼り付けた。不陸のある下地でも接着剤で強く接着でき,密着性は打音検査で確認できた。初期剛性は合成スラブの影響が大きいが,H形鋼小梁の下フランジ上面に,炭素繊維プレートを2~4層貼り付けると曲げ剛性が7~8%増加した。

シソーラス用語： 炭素繊維 ,  *繊維強化プラスチック ,  *貼合せ ,  鋼構造 ,  *化学プラント ,  小梁 ,  *H形鋼 ,  腐食 ,  超音波洗浄 ,  下地材料 ,  接着剤 ,  密着性 ,  *曲げ剛性 ,  事例研究 ,  修理 ,  補強工事

分類 (2件)： 金属構造  (RA04050W) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

引用文献 (5件)：

• 1) 玉井宏章,高松隆夫,原伸幸,灰谷徳治,服部明生:連続繊維プレートによる鋼構造建物の補強法に関する基礎的研究,鋼構造年次論文報告集,第12巻,pp239~246,2004.11.
• 2) 原伸幸,玉井宏章,高松隆夫,灰谷徳治,服部明生:炭素繊維プレートによる鋼構造建物小ばりの曲げ補強について,鋼構造年次論文報告集,第 13巻,pp523~530,2005.11.
• 3) 玉井宏章,高松隆夫,服部明生,灰谷徳治,桜庭誠:炭素繊維プレートによる化学プラント架構小ばり補剛の施工例,鋼構造年次論文報告集,第13巻,pp545~552,2005.11.
• 4) AH.Al-Saidy,F.W.Klaiber,T.J.Wipt, Repair of, Steel Composite Beams with carbon Fiber-Reinforced Polymer plates ,Journal of Composites for construction,ASCE,pp163-172,2004.4.
• 5) 服部明生,玉井宏章,山西央朗,小澤吉幸:炭素繊維プレートによる山形鋼圧縮材の接着補強設計式に関する実験的研究、日本建築学会構造系論文集,第 659巻.pp175~183.2011.1.

タイトルに関連する用語 (6件)： 炭素繊維 ,  化学プラント ,  架構 ,  小梁 ,  補強 ,  施工