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J-GLOBAL ID:201302287848414524   整理番号:13A1592781

モモ果実におけるMonilinia fructicola菌の病原性にグルコン酸とpH調節が果たす役割

Role of gluconic acid and pH modulation in virulence of Monilinia fructicola on peach fruit
著者 (9件):
資料名:
巻: 86  ページ: 418-423  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ネクタリンとモモの果実におけるMonilinia fructicolaのコロニー形成は,宿主組織の局部的な酸性化を伴う。この菌はモモとネクタリンの宿主組織を,それぞれpH4.5および4.45から,3.75および3.9に酸性化する。コロニーが形成された果実と二次誘導培地の酸性化過程を分析した結果,グルコン酸が感染部位と液体培地条件で蓄積する主要な有機酸であることがわかった。また,本菌に対する感受性が異なるネクタリン「Big Top」とモモ「Placido」を比較した結果,感受性の低いネクタリン品種よりも感受性が高いモモ品種の方がグルコン酸の蓄積量が250%多かった。また,液体培養ではpH3.6~3.7で,本菌の2つのポリガラクツロナーゼ遺伝子mfpg2およびmfpg3の転写産物の相対発現量が,それぞれ12倍および6倍に増加した。したがって,本菌による病原性因子の分泌に酸性化が重要であると考えた。これらの結果から,周囲のpHが収穫後の病原菌の病原性に関連するプロセスの調節が開始されるきっかけとなっており,病原菌によってpH環境が変えられることにより,病原性に寄与する特定の遺伝子が発現すると考えた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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果実とその加工品  ,  果樹  ,  菌類による植物病害 
物質索引 (1件):
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