抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブドウ‘シャインマスカット’における,CPPUの処理時期および濃度の違いが果実品質に及ぼす影響を検討した.2 ppmの開花前CPPU処理や,満開期のGA
3 25 ppm + CPPU 10 ppm花穂浸漬処理は,房しまりを有意に高め,カスリ症の発生を抑制する傾向が認められた.果実の官能評価から,2 ppmの開花前CPPU処理と満開期GA
3 25 ppm + CPPU 10 ppm花房浸漬処理の併用により,果肉は軟らかく,果皮は硬くなり食感の評価を低下させた.また,2 ppmの開花前CPPU処理と満開10~15日後のGA
3 25 ppm + CPPU 10 ppm果房浸漬処理の併用により,果皮は明らかに硬く評価された.2 ppmの開花前CPPU処理により,表皮および亜表皮細胞層が有意に厚くなった.ブドウ‘シャインマスカット’の商品性向上には,島根県における慣行の植調剤処理(満開期のGA
3 25 ppmとCPPU 3 ppmの混合溶液,満開10~15日後のGA
3 25 ppm溶液の各果房浸漬処理)に対し,満開期のGA
3 25 ppmに混用するCPPUの濃度を3 ppmから5 ppmに高め,さらに2 ppmの開花前CPPU処理を追加する方法が有効であると考えられた.(著者抄録)