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J-GLOBAL ID：201302293860816441   整理番号：13A1315908

等速・異周速複合圧延したCu-Ni-Si合金板の再結晶集合組織と塑性異方性

著者 (1件)： 井上博史 (大阪府大 大学院工学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 52  ページ： 109-114  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Cu-Ni-Si合金板のr値の向上を目的として,冷間圧延と温間異周速圧延による等速・異周速圧延を行い,溶体化処理後の再結晶集合組織とr値の面内異方性を調べた。Cu-2.5%Ni-0.6%Si合金(mass%)合金の熱間圧延板を用いて,圧下率85%まで冷間圧延した後,室温または473~773Kで圧下率40%まで異周速圧延を行った。XRDにより圧延及び再結晶集合組織を解析し,極点図を求めた。圧延集合組織を持つ冷間圧延板に温間異周速圧延を行った結果,溶体化処理後の主として{234}〈1127〉方位から成るTD(圧延板幅方向)に関して非対称な再結晶集合組織が形成された。特異な集合組織を有する複合圧延・溶体化処理材のr値は,圧延方向に対して45~90°の方向で高く,面内異方性は小さい。

シソーラス用語： *異周速圧延 ,  *銅合金 ,  ニッケル含有合金 ,  ケイ素含有合金 ,  金属板 ,  *r値【塑性歪】 ,  塑性異方性 ,  再結晶集合組織 ,  圧下率 ,  冷間圧延 ,  極点図 ,  温間加工 ,  溶体化処理 ,  結晶方位 ,  *比率
準シソーラス用語： 圧延組織

分類 (2件)： 圧延技術  (WC06030Z) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (11件)：

• 1) H. Inoue and T. Takasugi : Mater. Trans., 48 (2007), 2014-2022.
• 2) H. Inoue, M. Hori, T. Komatsubara, H. Tanaka and T. Takasugi : Mater. Sci. Forum, 558-559 (2007), 207-212.
• 3) H. Inoue : Mater. Sci. Forum, 702-703 (2012) , 68-75.
• 4) 井上博史:塑性と加工,54(2013),116-121.
• 5) 井上博史,岩田純:銅と銅合金,50(2011),204-209.

タイトルに関連する用語 (7件)： 周速 ,  圧延 ,  Cu ,  Ni ,  Si合金 ,  再結晶集合組織 ,  塑性異方性