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J-GLOBAL ID：201302293879344087   整理番号：13A0498497

Hvcn1欠損マウスにおける自己免疫疾患の表現型

Autoimmune disorder phenotypes in Hvcn1-deficient mice

著者 (9件)： SASAKI Mari (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  SASAKI Mari (Ehime Univ., Toon, Ehime, JPN) ,  TOJO Akihiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OKOCHI Yoshifumi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAWAKI Nana (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KAMIMURA Daisuke (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  YAMAGUCHI Akihito (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MURAKAMI Masaaki (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  OKAMURA Yasushi (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 450  号： 2  ページ： 295-301  発行年： 2013年03月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電位依存性プロトンチャンネル(Hvチャンネル)は血液細胞とミクログリアと上皮細胞等で発現し,好中球では,膜電位と細胞内pHの調節を介して活性酸素種の産生を調節する。Hvチャンネルはまた,ヒトの精子生理学で,ある役割を果たすことが示唆されているが,全身レベルでのHvチャンネルの機能は十分に解明されていない。電位依存性水素チャンネル1(Hvcn1)ノックアウトマウスが脾腫と自己抗体と腎炎を示した。それはヒトの自己免疫疾患の表現型を連想させた。活性化T細胞の数は,野生型マウスに比べて,Hvcn1欠損マウスで大きかった。ウイルス感染時には,Hvcn1欠損マウスで,その傾向が顕著に拡張され,さらに発癌プロモーターPMAによる刺激時にT細胞のスーパーオキシドアニオン産生は有意に減少した。これらの結果は,Hvチャンネルはin vivoでT細胞ホメオスタシスを調節することを示唆した。

シソーラス用語： *イオンチャネル ,  ノックアウトマウス ,  欠失突然変異 ,  *自己免疫病 ,  表現型 ,  スーパーオキシドアニオン ,  ホメオスタシス ,  抗DNA抗体 ,  腎炎 ,  活性酸素 ,  抗核抗体 ,  T細胞 ,  *プロトンチャネル ,  pH調整 ,  *イオン輸送 ,  *輸送 ,  *生体輸送 ,  *膜貫通タンパク質 ,  *生体内イオン輸送 ,  実験動物 ,  マウス
準シソーラス用語： Tリンパ球 ,  *Hvcn1 ,  *プロトンチャンネル ,  *Hvチャンネル ,  pH調節

分類 (2件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 欠損 ,  マウス ,  自己免疫疾患 ,  表現型