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J-GLOBAL ID：201302294440225657   整理番号：13A0721430

アルキル鎖長によって制御できる融点をもつ可逆的に融解可能な層状アルキルシロキサン

Reversibly meltable layered alkylsiloxanes with melting points controllable by alkyl chain lengths

著者 (8件)： FUJII Kazuko (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  KODAMA Hiroshi (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  IYI Nobuo (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  FUJITA Taketoshi (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  KITAMURA Kenji (National Inst. for Materials Sci. (NIMS), Tsukuba, JPN) ,  SATO Hisako (Ehime Univ., Matsuyama, JPN) ,  YAMAGISHI Akihiko (Toho Univ., Funabashi, JPN) ,  HAYASHI Shigenobu (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Tsukuba, JPN)
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 37  号： 4  ページ： 1142-1149  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： テトラエトキシランと炭素数(n)が12,16または18のアルキルトリアルコキシシランの加水分解と重縮合反応(塩基性条件下,100または150°C)により準安定層状アルキルシロキサン(C_nLSiloxane)を合成した。示差走査熱量測定により,C_nLSiloxaneはnに依存して-0.8~51.3°Cで可逆的に融解することを見いだした。走査電子顕微鏡観測からはこの化合物が薄片からなることを示した。また,X線回折ピークはn=12,16及び18の各化合物について各々2.1,2.5及び2.8nmの距離に対応する角度で観測された。高分解能¹³C固体NMRスペクトルから,長いアルキル鎖をもつアルキルシリル基からなり,全trans立体配座を取っていることが分かった。これはd値が0.41nmに対応するXRDピークの観測によっても確認できた。また,²⁹Si NMR測定によりSiO₄及びCSiO₃単位の存在を確認できた。これらの結果に基づき,アルキル鎖の櫛型単分子層を介してSiO₄とCSiO₃単位からなるシロキサンシートが積層した構造で表せた。

シソーラス用語： *融点 ,  *シロキサン誘導体 ,  示差走査熱量測定 ,  走査電子顕微鏡 ,  X線回折 ,  炭素13NMR ,  *積層構造

分類 (2件)： 有機けい素化合物  (CF08030C) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (4件)： アルキル鎖 ,  融点 ,  融解 ,  層状