文献
J-GLOBAL ID:201302298943232559   整理番号:13A0326888

食酢および酸性水を利用したリンゴ有機栽培における病害発生状況

著者 (4件):
資料名:
号: 63  ページ: 115-120  発行年: 2012年12月28日 
JST資料番号: F0809A  ISSN: 0368-623X  CODEN: KNBKAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
殺菌効果のある代替防除資材として食酢あるいは酸性水のみを年間14回散布する防除体系の下で,リンゴの有機栽培を2年間実施し,各種病害の発病程度と,果実収量ならびに果実品質への影響を調査した。食酢のみを散布した試験区(食酢区)では,毎年黒星病,褐斑病,すす斑病ならびにすす点病が多発し,試験終了翌年も高い発病率を示した。一方,酸性水のみを散布した試験区(酸性水区)では,上記4病害の発病率や落葉率が食酢区より有意に低いか,少なくとも同等に維持されたことから,酸性水は食酢より有効な防除資材であると考えられた。しかし,酸性水区でも年次によって褐斑病やすす斑病が多発した。以上のことから,食酢,酸性水のいずれも単剤連用の防除体系は実用的でなく,他の資材の併用や散布回数増加を検討する必要があると考えられた。食酢区,酸性水区のいずれにおいても,慣行栽培に比べて頂芽花芽率が低下し,果実収量,平均1果重ならびに糖度も低い傾向にあった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹  ,  菌類による植物病害  ,  化学的防除 
引用文献 (9件):
  • 1)富士原和宏・土井龍太・飯本光雄・谷野 章(2000) 電気分解陽極水噴霧による作物病害防除に関する基礎研究(3)電気分解陽極水およびpH・有効塩素濃度調節水の噴霧がキュウリうどんこ病発病度および葉やけ様生理障害発生葉率に及ぼす影響.生物環境調節 38:33-38.
  • 2)伊藤大雄・藤田 隆(2009)代替防除資材利用によるリンゴ有機栽培の試み.1.転換後5年間の病害発生状況.北日本病虫研報 60:134-138.
  • 3)伊藤大雄・小笠原清訓・澤田 勲(2008)リンゴ無農薬栽培における病害発生状況と果実の収量並びに品質—4年間の推移—.園学研 7別2:134.(講要)
  • 4)木村秋則(2007)自然栽培ひとすじに,創森社,東京, 159pp.
  • 5)玉置雅彦・近藤 悟・酒井泰文(2001)電気分解水によるイネいもち病防除の検討.生物環境調節 39: 95-101.
もっと見る

前のページに戻る