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J-GLOBAL ID：201302299101484475   整理番号：13A0342855

陸域観測技術衛星(ALOS)「だいち」ミッション 第2回 東日本大震災におけるALOS「だいち」の貢献

著者 (3件)： 滝口太 (宇宙航空研究開発機構) ,  加来一哉 (宇宙航空研究開発機構) ,  麻生紀子 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本航空宇宙学会誌
巻： 61  号： 2  ページ： 45-50  発行年： 2013年02月05日 
JST資料番号： F0230A  ISSN： 0021-4663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「だいち」は,その観測ミッションとして,パンクロマチック立体視センサ(PRISM)高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)の2種類の光学センサとフェイズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダを搭載することで,地図作成・地域観測・災害監視・資源探査における衛星画像データ利用の推進を行ってきた。東日本大震災の発生と同時に「だいち」による緊急観測を計画立案すると同時に,国際災害チャータおよびセンチネルアジアへの観測要請を行った。その後3月11日夜から12日未明にかけて内閣府(防災)に東北地方の太平洋側の災害前衛星画像に地理情報を重畳させ「だいち」防災マップ(1/40万,1/20万,1/5万)を搬送し地理,地勢に関する基盤情報の一つとして,全体把握に利用された。13日のレーダ観測結果,14日の広域災害俯瞰図の作成,15日の地殻変動量の算出,16日以降の津波による浸水域の推移の定期的な監視および1か月間の米国,ESAの高分解能画像提供とともに,政府の情報収集への貢献について述べた。

シソーラス用語： 測地衛星 ,  *震災 ,  監視 ,  放射計 ,  光センサ ,  合成開口レーダ ,  データ ,  地図作成 ,  衛星利用画像 ,  情報収集
準シソーラス用語： ALOS衛星 ,  AVNIR-2 ,  GPSデータ ,  PRISM ,  だいち ,  干渉合成開口レーダ ,  災害監視 ,  *東日本大震災 ,  防災地図作成 ,  *陸域観測技術衛星

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (6件)：

• 滝口太. Application of Space Technology into DRR in Japan. Asian Conference on Disaster Reduction 2010 Public Forum. 2010
• 滝口太. 衛星開発と利用. 平成22年度土木研究所講演会講演集. 2010, 41-47
• 滝口太. 衛星の防災・災害マネジメントへの貢献. 日本リモートセンシング学会誌. 2011, 31, 223-226
• 麻生紀子. 地球観測衛星による防災利用実証活動と東日本大震災への対応. 第55回宇宙科学技術連合講演会講演集, 2011. 2011
• 高橋陪夫. ALOS「だいち」による東日本大震災の観測結果. 第55回宇宙科学技術連合講演会講演集, 2011. 2011

タイトルに関連する用語 (5件)： 陸域観測技術衛星 ,  ALOS ,  だいち ,  ミッション ,  東日本大震災