特許
J-GLOBAL ID:201303020061176178
圧電素子駆動回路、および流体噴射装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
上柳 雅誉
, 須澤 修
, 宮坂 一彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-148900
公開番号(公開出願番号):特開2013-014084
出願日: 2011年07月05日
公開日(公表日): 2013年01月24日
要約:
【課題】圧電素子を高い繰り返し周波数で駆動した場合でも圧電素子の本来の変形量を確保可能な小型の駆動回路を提供する。【解決手段】圧電素子に印加すべき駆動信号の基準となる駆動波形信号を電力増幅して、コイルを通した後の駆動信号を圧電素子に印加する。コイルと圧電素子によって共振回路が形成されるが、駆動信号に位相進み補償をかけて負帰還させることによって共振ピークを抑制する。このときピークの抑制の程度を調整して少しだけ逆電圧を発生させる。こうすれば、圧電素子の残留歪みを逆電圧によって解消することができるので、高い繰り返し周波数で駆動した場合でも本来の変形量を確保できる。また、回路が複雑となることもない。【選択図】図7
請求項(抜粋):
圧電素子に対して所定の駆動信号を印加することによって、該圧電素子を駆動する圧電素子駆動回路であって、
前記駆動信号の基準となる駆動波形信号を出力する駆動波形信号出力回路と、
前記駆動波形信号と、前記圧電素子に印加された駆動信号を用いて生成された帰還信号との差分を取ることによって誤差信号を生成する演算回路と、
電源から電力の供給を受けて前記誤差信号を電力増幅することによって、前記電源の発生する電源電圧と該電源のグランド電圧との間で電圧が変化する電力増幅信号を生成する電力増幅回路と、
前記電力増幅回路と前記圧電素子とを接続して、該電力増幅回路からの前記電力増幅信号を前記駆動信号として該圧電素子に供給する誘導性素子と、
前記誘導性素子からの前記駆動信号に対して、位相を進ませる補償である位相進み補償を行った信号を前記帰還信号として前記演算回路に負帰還させる位相進み補償回路と
を備え、
前記位相進み補償回路は、前記圧電素子に印加される前記駆動信号の最低電圧が、前記電源のグランド電圧よりも低い電圧となる回路である
ことを特徴とする圧電素子駆動回路。
IPC (2件):
FI (1件):
Fターム (5件):
2C057AF01
, 2C057AF23
, 2C057AR16
, 2C057BA04
, 2C057BA14
引用特許:
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