特許
J-GLOBAL ID:201303021067945102

硫酸製造設備における廃熱の利用方法及びそのシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齊藤 誠一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-117907
公開番号(公開出願番号):特開2013-245841
出願日: 2012年05月23日
公開日(公表日): 2013年12月09日
要約:
【課題】各廃熱ボイラから発生した蒸気を最大限蒸気タービンに導入することにより余剰熱の有効利用を図ると共に、循環する循環酸に純水が入り込むおそれのない硫酸製造設備における廃熱の利用方法及びそのシステムを提供する。【解決手段】脱気器130へ送る純水を酸クーラー10において高温の循環酸と熱交換して純水を予め加熱してから脱気器130へ送ることにより金属製錬工程で発生する亜硫酸ガス(SO2)を含む排ガスを利用して硫酸を製造する硫酸製造設備100における廃熱ボイラ140,141,142からの脱気器130へ吹き込む蒸気の量を減らし、その分を蒸気タービン150に導入することにより蒸気タービン150の発電量を増加させる共に、酸クーラー10内に導入する循環酸の圧力を純水の圧力よりも相対的に高くする。【選択図】図3
請求項(抜粋):
金属製錬工程で発生する亜硫酸ガス(SO2)を含む排ガスを利用して硫酸を製造する硫酸製造設備における廃熱の利用方法であって、金属製錬設備及び硫酸製造設備に設けられた各廃熱ボイラによって生成させた蒸気を蒸気タービンに導入して発電を行うと共に前記蒸気の一部を脱気器に吹き込んで前記各廃熱ボイラに送る純水を加温する硫酸製造設備における廃熱の利用方法において、 純水供給ポンプによって前記脱気器へ送られる純水を酸クーラーにおいて高温の循環酸と熱交換させて前記純水を予め加熱してから前記脱気器へ送ることにより前記脱気器へ吹き込む前記蒸気の量を減らし、その分を前記蒸気タービンに導入することにより当該蒸気タービンの発電量を増加させることを特徴とする硫酸製造設備における廃熱の利用方法。
IPC (2件):
F22D 1/36 ,  F22B 1/18
FI (2件):
F22D1/36 ,  F22B1/18 Z
引用特許:
審査官引用 (7件)
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