特許
J-GLOBAL ID:201303047597511579

光学補償フィルムおよびその製造方法、偏光板および液晶表示装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 鷲田 公一 ,  木曽 孝 ,  飯沼 和人
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-228887
特許番号:特許第5170338号
出願日: 2012年10月16日
要約:
【課題】セルロースジアセテートを含み、かつ表示装置の視野角によるコントラストのムラを低減しうる光学補償フィルムを提供する。 【解決手段】 アセチル基置換度の平均が2.0〜2.5であるセルロースアセテートと、ガラス転移温度低下剤とを含有する光学補償フィルムであって、前記セルロースアセテートの、高速液体クロマトグラフィー測定して得られるクロマトグラムにおいて、保持時間0〜4分の範囲のピーク面積の、保持時間0〜28分の範囲の全ピーク面積に対する割合が1〜10%であり、光学補償フィルムにおけるガラス転移温度低下剤の、一方の面近傍の含有量と他方の面近傍の含有量とは異なり、光学補償フィルムの表面の法線に平行に波長550nmの光を入射させたときの、該法線に対して4〜10°の透過散乱光強度の積算量I4-10の、該法線に対して4〜60°の透過散乱光強度の積算量I4-60に対する割合が97%以上である。 【選択図】図6
請求項(抜粋):
【請求項1】 アセチル基置換度の平均が2.0〜2.5であるセルロースアセテートと、ガラス転移温度低下剤とを含有する光学補償フィルムであって、 前記セルロースアセテートの、下記の条件で高速液体クロマトグラフィー(HPLC)測定して得られるクロマトグラムにおいて、保持時間が0〜4分の範囲のピーク面積の、保持時間が0〜28分の範囲の全ピーク面積に対する割合が1〜10%の範囲であり、 (測定条件) カラム:シリカゲル充填剤(カーボンロード率:4.6%、結合官能基:フェニル基、エンドキャップ:有り、形状:球状、平均粒子径:4μm、細孔径:60Å、表面積:120m2/g)を含む、内径3.9mm×長さ150mmのカラム 溶離液:下記溶離液(A)と(B)の混合液(A/B)を使用。 (A)クロロホルム/メタノール=9/1(体積比) (B)メタノール/水=8/1(体積比) (A/B)溶離液AとBの体積比A/B=20/80(0分)〜100/0(28分);溶離液AとBの体積比A/Bを、時間に対して一次直線的に変化させる 流速:0.7ml/分 カラム温度:30°C 注入量:20μL 試料溶解:前記溶離液(A)で0.1%に調製(完全溶解) 前記光学補償フィルムの、一方の面近傍の前記ガラス転移温度低下剤の含有量と、他方の面近傍の前記ガラス転移温度低下剤の含有量とは異なっており、 前記光学補償フィルムに、前記光学補償フィルム表面の法線に平行に波長550nmの光を入射させたときの、前記光学補償フィルム表面の法線に対して4〜10°の範囲の透過散乱光強度の積算量I4-10の、前記光学補償フィルム表面の法線に対して4〜60°の範囲の透過散乱光強度の積算量I4-60に対する割合が97%以上である、光学補償フィルム。
IPC (2件):
G02B 5/30 ( 200 6.01) ,  G02F 1/1336 ( 200 6.01)
FI (2件):
G02B 5/30 ,  G02F 1/133 3
引用特許:
出願人引用 (5件)
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