特許
J-GLOBAL ID:201303064146152275

転がり軸受およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-266535
公開番号(公開出願番号):特開2013-011010
出願日: 2011年12月06日
公開日(公表日): 2013年01月17日
要約:
【課題】組織変化型はく離の抑制と高い靱性の両立を図ることができる転がり軸受を提供する。【解決手段】浸炭あるいは浸炭窒化処理後、焼き入れ・焼き戻し処理の前に、炉冷して、転がり軸受部品を620〜700°Cで所定時間保持する工程を設け、CrとMoを適正量含有する合金鋼を用いた転がり軸受部品の接触面でのC+N量を0.9〜1.4質量%、炭化物の面積率を10%以下とし、この接触面から転動体直径の1%の深さでの、硬さをHv720〜Hv832、残留オーステナイト量を20〜45容量%、圧縮残留応力を50〜300MPaとし、この接触面から転動体直径の1〜3%の深さでの、旧オーステナイト粒径の平均値を20μm以下、旧オーステナイト粒径の最大値を平均値の3倍以下とし、かつ、芯部の硬さをHv400〜550とする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
内輪と外輪とこれらの間に転動自在に設けられた転動体とを備える転がり軸受において、 前記内輪と外輪と転動体のうち少なくとも1つが、 Cを0.10〜0.30質量%、Siを0.2〜0.5質量%、Mnを0.2〜1.2質量%、Crを2.6〜4.5質量%、Moを0.1〜0.4質量%、Niを0.20質量%以下、Cuを0.20質量%以下、Sを0.020質量%以下、Pを0.020質量%以下、Oを12質量ppm以下、それぞれ含有し、残部がFeと不可避不純物からなる合金鋼により構成され、 その表面が浸炭処理あるいは浸炭窒化処理がなされており、運転時に相手面と接触する面の表面におけるC+N量が0.9〜1.4質量%であり、 この接触面の表面における炭化物の面積率が10%以下であり、 この接触面の表面から前記転動体の直径の1%の深さにおける、硬さがHv720〜Hv832であり、残留オーステナイト量が20〜45容量%であり、圧縮残留応力が50〜300MPaであり、 この接触面の表面から前記転動体の直径の1%〜3%の深さにおける、旧オーステナイト粒径の平均値が20μm以下で、かつ、旧オーステナイト粒径の最大値が前記平均値の3倍以下であり、および、 芯部の硬さがHv400〜550である、 ことを特徴とする転がり軸受。
IPC (6件):
C22C 38/00 ,  F16C 33/62 ,  F16C 33/64 ,  C21D 1/06 ,  C21D 9/40 ,  C22C 38/44
FI (6件):
C22C38/00 301Z ,  F16C33/62 ,  F16C33/64 ,  C21D1/06 A ,  C21D9/40 A ,  C22C38/44
Fターム (39件):
3J701AA03 ,  3J701AA32 ,  3J701AA42 ,  3J701AA52 ,  3J701AA62 ,  3J701BA09 ,  3J701BA10 ,  3J701BA69 ,  3J701BA70 ,  3J701DA02 ,  3J701EA04 ,  3J701EA10 ,  3J701EA67 ,  3J701FA31 ,  3J701GA24 ,  3J701GA32 ,  3J701GA51 ,  3J701XB01 ,  3J701XB03 ,  3J701XB14 ,  3J701XB31 ,  3J701XB33 ,  3J701XE01 ,  3J701XE13 ,  3J701XE17 ,  3J701XE30 ,  4K042AA22 ,  4K042BA03 ,  4K042CA06 ,  4K042CA08 ,  4K042CA11 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DA06 ,  4K042DB07 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03 ,  4K042DC04 ,  4K042DE04
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る