特許
J-GLOBAL ID:201303085833617110

加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 植木 久一 ,  植木 久彦 ,  菅河 忠志 ,  伊藤 浩彰 ,  竹岡 明美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-271793
公開番号(公開出願番号):特開2013-227653
出願日: 2012年12月12日
公開日(公表日): 2013年11月07日
要約:
【課題】伸び(EL)、伸びフランジ性(λ)、曲げ性(R)、およびこれらのバランス(TS×EL×λ/1000)が改善され、更にエリクセン試験で評価される複合的な加工性にも優れている引張強度が980MPa以上の高強度冷延鋼板を生産性良く製造できる方法を提供する。【解決手段】所定の成分組成を満足する鋼材をAc3点以上の温度で50秒間以上保持して均熱した後、下記式(1)を満たす任意の温度Tまで平均冷却速度15°C/秒以上で冷却し、且つ下記式(1)を満たす温度域で5〜180秒間保持し、次いで、下記式(2)を満たす温度域に加熱し、この温度域で50秒間以上保持してから冷却する。300°C≦T1(°C)<400°C ・・・(1)400°C≦T2(°C)≦540°C ・・・(2)【選択図】図3
請求項(抜粋):
質量%で、 C :0.10〜0.3%、 Si:1.0〜3%、 Mn:1.5〜3%、 Al:0.005〜3%、 P :0.1%以下、 S :0.05%以下を満足し、 残部が鉄および不可避不純物からなり、 金属組織は、ベイナイト、残留オーステナイト、および焼戻しマルテンサイトを含み、 (1)金属組織を走査型電子顕微鏡で観察したときに、 ベイナイトは、 隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm以上である高温域生成ベイナイトと、 隣接する残留オーステナイトおよび/または炭化物の平均間隔が1μm未満である低温域生成ベイナイトとの複合組織で構成されており、 金属組織全体に対する前記高温域生成ベイナイトの面積率をa、 金属組織全体に対する前記低温域生成ベイナイトと前記焼戻しマルテンサイトとの合計面積率bとしたとき、 a:20〜80%、b:20〜80%、a+b:70%以上 を満足すると共に、 (2)飽和磁化法で測定した残留オーステナイトの体積率が、金属組織全体に対して3%以上である高強度冷延鋼板の製造方法であって、 上記成分組成を満足する鋼材をAc3点以上の温度で50秒間以上保持して均熱した後、 下記式(1)を満たす任意の温度Tまで平均冷却速度15°C/秒以上で冷却し、且つ下記式(1)を満たす温度域で5〜180秒間保持し、 次いで、下記式(2)を満たす温度域に加熱し、この温度域で50秒間以上保持してから冷却することを特徴とする加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法。 300°C≦T1(°C)<400°C ・・・(1) 400°C≦T2(°C)≦540°C ・・・(2)
IPC (3件):
C21D 9/46 ,  C22C 38/60 ,  C22C 38/00
FI (3件):
C21D9/46 F ,  C22C38/60 ,  C22C38/00 301U
Fターム (35件):
4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA06 ,  4K037EA09 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA14 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA18 ,  4K037EA20 ,  4K037EA22 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EA36 ,  4K037EB12 ,  4K037FB00 ,  4K037FC03 ,  4K037FC04 ,  4K037FC05 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FE03 ,  4K037FG00 ,  4K037FH01 ,  4K037FJ06 ,  4K037FK03 ,  4K037FK06 ,  4K037GA05 ,  4K037JA06 ,  4K037JA07
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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