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J-GLOBAL ID：201402201730670688   整理番号：14A1288994

高スピンFe(IV)ポルフィリン錯体によるオレフィンのエポキシ化反応:CASPT2の理論研究

High-Spin Fe(IV)-Oxo Porphyrin Complexes in Epoxidation Reaction of Olefin : A CASPT2 Study

著者 (7件)： 宇梶かすみ (首都大学東京 大学院理工学研究科) ,  宇梶かすみ (JST-CREST) ,  阿部穣里 (首都大学東京 大学院理工学研究科) ,  阿部穣里 (JST-CREST) ,  波田雅彦 (首都大学東京 大学院理工学研究科) ,  波田雅彦 (JST-CREST) ,  藤井浩 (奈良女大)
資料名： Journal of Computer Chemistry, Japan (Web)  (Journal of Computer Chemistry, Japan (Web))
巻： 13  号： 3  ページ： WEB ONLY 167-168  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0127A  ISSN： 1347-3824  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄(IV)オキソポルフィリンπカチオンラジカルはシトクロムP450などの酵素反応中間体として知られている。この錯体反応をモデルにしたオレフィンのエポキシ化反応では,全系の電子状態が4重項から6重項へ変化することが知られている。このエポキシ化反応を解析するためには,反応過程における種々のスピン多重度のエネルギーを均一な精度で評価する必要がある。本研究では,多配置電子相関理論CASPT2法および励起状態理論SAC-CI法を用いてモデル錯体の2,4,6重項基底状態及び励起状態を計算し,過去のDFT計算を再考しつつ,総合的な比較検討を実施した。

シソーラス用語： 高スピン状態 ,  *鉄錯体 ,  *ポルフィリン錯体 ,  アルケン ,  *エポキシ化 ,  CASSCF法 ,  カチオンラジカル ,  チトクロームP450 ,  反応中間体 ,  電子状態 ,  過程 ,  多重度 ,  電子相関 ,  励起状態 ,  基底状態 ,  密度汎関数法 ,  反応過程 ,  エネルギー準位
準シソーラス用語： *CASPT2 ,  DFT【関数】 ,  *オレフィン

分類 (2件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (5件)：

• [1] M. Sono, M. P. Roach, E. D. Coulter, J. H. Dawson, Chem. Rev. 96, 2841 (1996).
• [2] H. Fujii, Coord. Chem. Rev. 226, 51 (2002).
• [3] A. Takahashi, D. Yamaki, K. Ikemura, T. Kurahashi, T. Ogura, M. Hada, H. Fujii, Inorg. Chem. 51, 7296 (2012).
• [4] F. Aquilante, L. De Vico, N. Ferré, G. Ghigo, P. A. Malmqvist, P. Neogrády, T. B. Pedersen, M. Pitonák, M. Reiher, B. O. Roos, L. Serrano-Andrés, M. Urban, V. Veryazov, R. Lindh, J. Comput. Chem. 31, 224 (2010).
• [5] M. J. Frisch, et al., Gaussian09, Revision A.l; Gaussian, Inc.:Walligford, CT, 2009.

タイトルに関連する用語 (7件)： Fe ,  ポルフィリン錯体 ,  オレフィン ,  エポキシ化反応 ,  CASPT2 ,  理論 ,  研究