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J-GLOBAL ID:201402205984257816   整理番号:14A0813815

電解質としてイオン液体を用いるレドックスフロー電池の活物質としての金属錯体に関する研究 1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド,[BMI][Tf2N],中の[Fe(L)x][Tf2N]2(L:多座配位子,x=2又は3)の電気化学的性質

Studies on Metal Complexes as Active Materials in Redox-flow Battery Using Ionic Liquids as Electrolyte: Electrochemical Properties of [Fe(L)x][Tf2N]2 (L: Multidentate Ligands, x = 2 or 3) in 1-Butyl-3-methylimidazolium Bis(Trifluoromethylsulfonyl)Imide, [BMI][Tf2N]
著者 (5件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 566-572  発行年: 2014年07月05日 
JST資料番号: G0072A  ISSN: 1344-3542  CODEN: EECTFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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電解質としてイオン液体(IL)を用いるレドックスフロー電池系の活物質を見いだすための研究の一部として[Fe(L)x][Tf2N]2(L=2,2′-ビピリジン(bpy),1,10-フェナントロリン(phen),又は2,2′:6′,2′′-テルピリジン(terpy);Tf2N=ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド,bpyとphenではx=3,terpyでは2)を合成し,[BMI][Tf2N](BMI=1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム)中でそれらの電気化学的性質を調べた。1H-NMRとUV-vis吸収スペクトルから,3種のFe(II)化学種は[BMI][Tf2N]溶液中で[Fe(L)x]2+として存在することが確かめられた。[BMI][Tf2N]溶液中で[Fe(L)x]2+化学種のサイクリックボルタモグラム(CV)とクロノアンペログラム(CA)を25°Cで測定した。CVでは,Fe(II)/Fe(III)のレドックス対に対応する2つのピークが約1V対Ag/AgClに認められた。その酸化還元反応は擬可逆的であることが分かった。[Fe(L)x]2+の拡散係数はクロノアンペロメトリーにより25°Cで(3~9)×10-3cms-1と推定された。更に,このFe(II)/Fe(III)レドックス系は安定に循環することが分かった。これらの結果から,[Fe(L)x]2+化学種は,電解質として[BMI][Tf2N]を用いるレドックスフロー電池のカソード活物質として使われることが期待される。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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鉄の錯体  ,  融解塩  ,  電極過程  ,  二次電池 
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