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J-GLOBAL ID：201402207315441680   整理番号：14A1195104

塗装木材に関する屋外暴露試験と促進耐候性試験の相関(II)-L^*,a^*,b^*値と光沢度の変化-

Correlation between natural and accelerated weathering of coated wood (II)-Changes in L^*,a^*,b^* parameters and gloss-

著者 (6件)： 石川敦子 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 40  号： 5  ページ： 216-224  発行年： 2014年09月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材保護塗料(水性7種類,油性2種類)で塗装されたスギ心材を試料として,キセノンランプ法(JIS K5600-7-7)と紫外線蛍光ランプ法(EN 927-6)による促進耐候性試験を実施し,屋外暴露試験(つくば市,南面45度傾斜)に対する相関性を評価した。前報においては,主に屋外暴露試験2年間に相当する各促進耐候性試験の期間を明らかにした。しかし,屋外暴露試験における試験体の色調に関する変化の詳細や,促進耐候性試験によるそれらの再現性が未解明となっていた。そこで本報告では,各試験における色調のパラメータ(L^*,a^*,b^*)と光沢度(Gs(60°))の変化を比較・検討することとした。その結果,屋外暴露試験によるa^*,b^*および光沢度の変化傾向については,キセノンランプ法よりも紫外線蛍光ランプ法の方が比較的類似性が高いことが明らかになった。また,屋外暴露試験と促進耐候性試験における性能順位の相関は,ΔL^*については低いが,Δa^*については高く,Δb^*についてはキセノンランプ法よりも紫外線蛍光ランプ法の方が顕著に高いこと等が明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  建築環境 ,  *曝露試験 ,  加速試験 ,  *耐候性試験 ,  *色空間 ,  *光沢 ,  変化 ,  塗料 ,  キセノンランプ ,  蛍光ランプ ,  紫外線照射 ,  色相 ,  相関 ,  *光照射
準シソーラス用語： CIELAB ,  屋外環境 ,  光沢度 ,  色調 ,  促進耐候性試験 ,  *塗装木材

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (13件)：

• Feist, W. C. and Mraz, E. A.: Comparison of outdoor and accelerated weathering of unprotected softwoods, Forest Products Journal, 28, 38-43 (1978).
• Podgorski, L., Merlin, A. and Deglise, X.: Analysis of the natural and artificial weathering of a wood coating by measurement of the glass transition temperature, Holzforschung, 50, 282-287 (1996).
• Podgorski, L., Arnold, M. and Hora, G.: A. reliable artificial weathering test for wood coatings, Coatings World, 2, 39-46 (2003).
• 石川敦子,片岡厚,川元スミレ,松永正弘,小林正彦,木口実:塗装木材に関する屋外暴露試験と促進耐候性試験の相関,木材保存,40(2),55-63(2014).
• 日本建築学会:“建築工事標準仕様書・同解説JASS18 塗装工事(第6次改訂)“,2006.

タイトルに関連する用語 (6件)： 塗装木材 ,  屋外暴露試験 ,  促進耐候性試験 ,  相関 ,  A* ,  光沢度