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J-GLOBAL ID：201402209010416920   整理番号：13A1960848

橋桁へ作用する津波力と桁の移動に与える津波力の影響に関する数値解析

NUMERICAL ANALYSIS OF TSUNAMI-INDUCED WAVE FORCE ACTING ON A BRIDGE DECK AND ITS EFFECTS ON THE MOTION OF THE BRIDGE DECK

著者 (3件)： 中村友昭 (名古屋大学 高等研究院) ,  水谷法美 (名古屋大学 大学院工学研究科社会基盤工学専攻) ,  REN Xingyue
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 69  号： 4  ページ： I.20-I.30 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波を模擬した段波の作用に伴う橋桁の挙動を3次元連成数値計算モデルにより解析し,固定した桁に作用する津波力の発生機構を考究するとともに,同モデルの再現性を津波力の観点から検討した.その結果,桁に作用する鉛直力や橋軸回りのモーメントが減少し最小値に達してから,わずかに増加するまでの位相については,桁の下側に生じる渦とそれに伴う圧力の低下を適切に評価できたことから,同モデルにより桁に作用する津波力を概ね再現できることを確認した.次に,桁を移動可能なものに取り替えた数値実験を実施し,桁の重量を大きくしたり下向きの鉛直力を増加させたりして静止摩擦力を増加させることによって,またその静止摩擦力を上回らないように水平力の増加を抑えることによって,津波の作用に伴う桁の移動を抑えられる可能性を明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *流体力 ,  *橋桁 ,  *動的相互作用 ,  津波 ,  数値解析 ,  シミュレーションモデル ,  定式化 ,  流体力学的性質 ,  波力 ,  段波 ,  圧力変動 ,  渦度 ,  水位 ,  破壊 ,  水理模型実験 ,  *津波波力
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  *津波力 ,  流出【損傷】

分類 (2件)： 物体の周りの流れ  (BC02040N) ,  流水中におかれた物体  (RC10030J)

引用文献 (29件)：

• 公益社団法人土木学会 地震工学委員会 性能に基づく橋梁の耐震設計法に関する研究小委員会:第15回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム東日本大震災による橋梁等の被害分析WG報告書, 2012.
• 庄司 学,森 洋一郎:橋桁の津波被害再現実験, 海岸工学論文集,第53巻,pp. 801-805,2006.
• 庄司 学,森山哲雄,平木 雄,藤間功司,鴫原良典,笠原健治:巻き波砕波段波及び砕け寄せ波砕波段波の作用を受ける橋桁の津波荷重評価,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 65,No. 1,pp. 826-830, 2009.
• 幸左賢二,内田悟史,運上茂樹,庄司 学:スマトラ地震の津波による橋梁被害分析,地震工学論文集, pp. 895-901,2007.
• 五十里洋行,後藤仁志:津波氾濫による桁橋被災過程の数値シミュレーション,海岸工学論文集,第54巻,pp. 211-215,2007.

タイトルに関連する用語 (4件)： 橋桁 ,  津波力 ,  桁 ,  数値解析