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J-GLOBAL ID：201402209219383027   整理番号：14A0765747

主張・証拠・理由づけから構成されるアーギュメントの教授方略のデザイン研究:小学校第5学年理科「振り子」における単元の改善

著者 (10件)： 坂本美紀 (神戸大 大学院人間発達環境学研究科) ,  山口悦司 (神戸大 大学院人間発達環境学研究科) ,  山本智一 (宮崎大 教育文化) ,  村津啓太 (神戸大 大学院人間発達環境学研究科) ,  村津啓太 (JSPS) ,  稲垣成哲 (神戸大 大学院人間発達環境学研究科) ,  神山真一 (神戸大 大学院人間発達環境学研究科) ,  神山真一 (神戸大学附属住吉小) ,  神山真一 (神戸大附属小) ,  西垣順子 (大阪市大 大学教育研究セ)
資料名： 科学教育研究  (Journal of Science Education in Japan)
巻： 38  号： 2  ページ： 54-64  発行年： 2014年06月10日 
JST資料番号： L3340A  ISSN： 0386-4553  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： デザイン研究とは,学習科学の研究成果を元にデザインした授業実践や学習環境について,形成的評価を通して,洗練することで汎用性の高いデザインの原則的知識を設立してゆく研究方法論である。アーギュメントとは科学的原理を用いて主張と証拠を結びつけた論証である。小学5年生に振り子の原理を教える場合について,教授方略を改善した単元を実施し,評価データを改善前の単元と比較することで改善した教授方略の効果を検証する。効果の検証は,単元内容に関するアーギュメント課題でアーギュメント・スキルの獲得を,既習内容に関するアーギュメントを記述させて評価する。その結果アーギュメント・スキルの獲得と転移に関する改善版単元の効果が示された。

シソーラス用語： *振り子 ,  科学 ,  研究 ,  *教示 ,  *設計 ,  環境 ,  児童 ,  汎用性
準シソーラス用語： デザイン研究 ,  学習科学 ,  学習環境 ,  *学習環境デザイン ,  教授 ,  *授業 ,  小学生 ,  証拠

分類 (2件)： 科学技術教育  (AA04000C) ,  物理教育  (BA01050L)

引用文献 (29件)：

• Chin, C., & Osborne, J.: Supporting argumentation through students' questions: Case studies in science classrooms. The Journal of the Learning Sciences, 19(2), 230-284,2010.
• Clark, D., & Linn, M.: Designing for knowledge integration: The impact of instructional time. The Journal of the Learning Sciences, 12(4), 451-493,2003.
• Cobb, P., & Gravemeijer, K.: Experimenting to support and understand learning processes. In A. E. Kelly, R. A. Lesh, & J. Y Beak (Eds.) Handbook of design research methods in education (pp. 68-95), New York: Routledge, 2008.
• 大黒孝文・稲垣成哲:中学校の理科授業における協同学習の導入とその学習効果の検討:ジョンソンらの協同学習論を手がかりとして.理科教育学研究,47(2),1-12, 2006.
• Erduran, S., & Jiménez-Aleixandre, M. P. (Eds.): Argumentation in science education: Perspectives from classroom-based research. Netherlands: Springer, 2008.

タイトルに関連する用語 (8件)： 証拠 ,  教授 ,  方略 ,  デザイン ,  研究 ,  小学校 ,  理科 ,  振り子