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J-GLOBAL ID:201402218461432074   整理番号:14A1113968

スタチン処理はFGFR3骨系統疾患の表現型を救済する

Statin treatment rescues FGFR3 skeletal dysplasia phenotypes
著者 (12件):
資料名:
巻: 513  号: 7519  ページ: 507-511  発行年: 2014年09月25日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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繊維芽細胞増殖因子受容体3型遺伝子(FGFR3)の機能獲得性変異は,致死性骨異形成症や軟骨無形成症(ACH)などの骨系統疾患を引き起こす。これらの疾患には,ヒト細胞を用いた疾患モデルが存在しないため,臨床的に有効な治療の発見が妨げられている。本論文では,スタチン処理により,FGFR3骨系統疾患の患者特異的な誘導多能性幹細胞(iPSC)モデルおよびマウスモデルが救済されることを示す。我々は,致死性骨異形成症I型(TD1)およびACHの患者に由来する繊維芽細胞をiPSCに変換した。TD1iPSCおよびACHiPSCを軟骨細胞に分化させると,異常な軟骨の形成が引き起こされた。スタチンは,軟骨細胞に分化させたTD1iPSCとACHiPSCの両方で,異常な軟骨形成を正常化できることが分かった。ACHモデルマウスにスタチンを投与すると,骨成長の顕著な回復が引き起こされた。これらの結果は,スタチンによってTD1やACHの乳児・小児患者を治療できる可能性を示唆している。Copyright Nature Publishing Group 2014
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