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J-GLOBAL ID：201402218623547725   整理番号：14A0786140

後方散乱γ線のエネルギー分布特性に着目した非破壊検査手法の提案-2回散乱γ線を用いた配管減肉検知-

Proposal of Methods for Nondestructive Testing using Energy Spectra of Backscattering γ-ray-Detection of pipe wall thinning using double scattering γ-ray-

著者 (1件)： 大石祐嗣 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所電力技術研究所研究報告  (CRIEPI Report. H (Central Research Institute of Electric Power Industry))
号： H13006  ページ： 21P  発行年： 2014年06月 
JST資料番号： Z0991B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 後方散乱γ線を用いる非破壊検査は,従来の透過法では検出できない物体を画像化可能である。しかしながら,従来の技術はγ線強度の積分値を用いたもので,γ線のエネルギー分布に注目したものは無い。Geant4コードを用いてシミュレーションし,1回散乱γ線のピークの高エネルギー側に2回散乱γ線のピークが現れることを見出した。さらに,この2回散乱γ線ピークが減肉検知で有用であることが判明した。さらに,入射γ線として異なるγ線(317keV,468keV)を利用できるときは,減肉量をピークパターンによって判断できる可能性を示した。

シソーラス用語： *非破壊検査 ,  *後方散乱 ,  *γ線 ,  *エネルギー分布 ,  散乱 ,  シミュレータプログラム ,  シミュレーション ,  エロージョン腐食 ,  配管 ,  発電所 ,  Compton散乱 ,  減肉
準シソーラス用語： Geant4

分類 (2件)： 非破壊試験  (HB02030F) ,  X線回折法  (BK01020I)

引用文献 (16件)：

• 大石祐嗣,名雪琢弥,藤井隆,根本孝七,「狭隘部診断用X線イメージングシステムの開発-プロトタイプの作製および性能評価-」, 電力中央研究所報告 研究報告 H07006, 2008.
• 大石祐嗣,名雪琢弥,中島慶人,藤井隆,根本孝七,「狭隘部診断用X線イメージングシステムの開発(2) X線透過画像の視認性向上およびセンサー感度の向上-」, 電力中央研究所報告 研究報告 H08005, 2009.
• 大石祐嗣,「非破壊検査用レーザー駆動γ線源」, レーザー研究 Vol.42, No.1, pp32-39, 2014.
• 大石祐嗣,名雪琢弥,「剥離帯電方式X線源の試作および蛍光X線分析測定への適用」, 電力中央研究所報告 研究報告 H11005, 2012.
• Knoll, 「放射線計測ハンドブック 第3版」, 木村逸郎, 阪井英次 訳 931.p

タイトルに関連する用語 (10件)： 後方散乱 ,  γ線 ,  エネルギー分布 ,  着目 ,  非破壊検査 ,  手法 ,  提案 ,  散乱 ,  配管 ,  減肉