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J-GLOBAL ID：201402219499311927   整理番号：14A1012964

円筒地中構造物に生じる地震時軸方向変形の応答変位法を用いた評価に関する波動論的考察

RECONSIDERATION OF SEISMIC DEFORMATION METHOD FOR AXIAL DEFORMATION ON CYLINDRICAL UNDERGROUND STRUCTURE

著者 (3件)： 保田尚俊 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  塚田和彦 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻) ,  朝倉俊弘 (京都大学 工学研究科社会基盤工学専攻)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 70  号： 2  ページ： 306-318 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無限に広がる地盤内の円筒形線状地中構造物に地震波が入射した際,その構造物に生じる軸方向の変形を応答変位法により評価することに関して,弾性波動論にもとづき再考した.その結果,次のことが明らかとなった.一般的な地震波による線状地中構造物の応答評価においては,地盤ばね定数と入力する地盤変位を適切に扱った応答変位法は,構造物に生じる軸方向の変形を上手く評価でき,弾性波動論の厳密解とも良く一致する.地盤ばね定数の算定には,軸直交方向の見かけの波長を考慮したものを用いる必要がある.また,入力する地盤変位としては,地中構造物を取り除き,空洞だけとした地盤の空洞壁面変位を用いることが正しいが,構造物や空洞がない一様な地盤での地震時変位を用いた場合でも誤差は小さく,しかも安全側の評価を与える.(著者抄録)

シソーラス用語： *地中構造物 ,  円筒 ,  *応答解析 ,  *地震応答 ,  軸方向 ,  変形 ,  弾性波 ,  ばね定数 ,  地盤 ,  モード ,  剛性
準シソーラス用語： *円筒地中構造物 ,  *応答変位法 ,  軸方向変形 ,  線状構造物 ,  地盤ばね定数 ,  地盤剛性 ,  変形モード

分類 (3件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A) ,  その他の特殊構造物  (RA05020W) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (26件)：

• 桜井彰雄, 高橋忠, 堤一, 矢島浩, 野口俊郎, 岩片透 : 松代地震を利用した超高圧地中電線路埋設管の耐震研究, 電力中央研究所報告, No. 69087, 1970.
• 後藤尚男 : 地中埋設管の振動特性に関する二, 三の研究, 土木学会論文報告集, No. 209, pp. 15-25, 1973.
• Tamura, C., Okamoto, S. and Hamada, M. : Dynamic behavior of a submerged tunnel during earthquakes, Institute of Industrial Science Report, Vol. 24, No. 5, pp. 171-246, 1975.
• 浜田政則, 杉原豊, 志波由紀夫, 岩野政浩 : 岩盤空洞の地震時挙動観測と考察, 土木学会論文報告集, No. 341, pp. 187-196, 1984.
• 川島一彦: 地下構造物の耐震設計, 鹿島出版会, 1994.

タイトルに関連する用語 (5件)： 地中構造物 ,  地震 ,  応答変位法 ,  評価 ,  波動