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J-GLOBAL ID：201402230581204873   整理番号：14A0708020

塩害により腐食劣化が進行したプレテンション桁の耐荷性能評価

著者 (4件)： 田中泰司 (長岡技科大 環境・建設系) ,  下村匠 (長岡技科大 環境・建設系) ,  武田健太 (長岡技科大 大学院) ,  山口貴幸 (長岡技科大 技術支援セ)
資料名： プレストレストコンクリート(プレストレストコンクリート工学会)  (Journal of Prestressed Concrete, Japan)
巻： 56  号： 3  ページ： 61-66  発行年： 2014年05月31日 
JST資料番号： F0388A  ISSN： 0387-1983  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,プレストレストコンクリート(PC)橋において,塩害による腐食劣化が進行した際の耐荷性能の劣化過程を確認するために,実験室内で緊張材の腐食要素実験と,プレテンション桁の模型実験を行い,腐食による部材全体の構造性能の劣化が材料特性の変化からある程度説明可能であることを示した。また,プレテンション桁で塩害劣化が生じた場合に,耐荷性能がどのように低下するのか,またその性能低下をどのように評価すればよいのかについて,実橋の破壊実験結果にもとづき,検討を行った。外観のひび割れ状況と内部の腐食劣化状況を丁寧に観察し,その情報をもとにFEM解析を用いて現有性能を評価する手法の適用性を確認した。最後に,現有性能の評価に必要となる情報を得るための劣化診断方法について検討し,今後の課題を整理した。(著者抄録)

シソーラス用語： PC橋 ,  *プレストレストコンクリート構造 ,  *塩害 ,  梁 ,  緊張材 ,  実物試験 ,  破壊試験 ,  腐食 ,  有限要素法 ,  数値解析 ,  亀裂 ,  耐荷力 ,  劣化 ,  金属腐食
準シソーラス用語： 鉄筋腐食 ,  腐食劣化

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (14件)：

• 加藤丈和,松山公年:道路橋の塩害対策に関わる電気防食の追跡調査,土木学会関東支部新潟会研究調査発表会,Vol.30,pp.350-353,2012.11
• 高橋毅,田中泰司:新潟県沿岸部における橋梁の塩害劣化の実態分析,コンクリート工学論文集,Vol.35,No.1,pp.829-834,2013.7
• 稲葉将吾,宮下剛,田中泰司,丸山久一,登石清隆:PC鋼材破断検出に向けた音響モニタリングシステムの開発,土木学会年次学術講演会講演概要集,Vol.67,pp.V-064,2012.9
• 松本大樹,宮下剛,田中泰司:音響モニタリングによるPCケーブル破断位置の同定,土木学会第68回年次学術講演会講演概要集,Vol.68,I-050,pp.99-100,2013.9
• 陸賢,田中泰司,山口貴幸,下村匠:腐食したPC鋼より線の機械的性質とプレテンションPC梁の残存耐力の評価,プレストレストコンクリート工学会第21回シンポジウム論文集,pp.211-216,2012.10

タイトルに関連する用語 (5件)： 塩害 ,  腐食劣化 ,  プレテンション ,  桁 ,  性能評価