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J-GLOBAL ID:201402234202165713   整理番号:14A0307104

女子大学生の「食事づくり力」測定のための質問紙の開発-栄養学を専攻する女子大学生を対象とした検討-

Development of a Questionnaire to Assess the Meal Preparation Competency of Female University Students - Study for Female Students Majoring in Nutrition
著者 (5件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 21-32  発行年: 2014年02月01日 
JST資料番号: F0151A  ISSN: 0021-5147  CODEN: EYGZA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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【目的】女子大学生の「食事づくり力」を簡便に測定する質問紙の開発を目的とした。【方法】「調理の知識・技術」と,「作ろうとする食事のイメージを描く力」から成る「食事づくり力」は,先行研究と「食事づくり力」の定義から得た項目を元に46項目を選定した。2011年に入学直後の栄養学を専攻する女子大学生316名を対象に,46項目の質問紙調査を実施した。妥当性は,探索的因子分析と確証的因子分析,「料理作成能力自己評価」得点で構成概念妥当性を検討した。信頼性は,クロンバックのα係数と再検査法を用いた。【結果】有効回答数は219名であった(69.3%)。探索的因子分析の結果,〈中学・高校時代の主体的な食事づくり経験〉,〈小学校時代の食事づくりの手伝い〉,〈食事づくりのイメージを描く力〉,〈調理に対する家族の積極的な態度〉の4因子構造18項目を得た(累積寄与率57.3%)。さらに,確証的因子分析の適合度も良好(GFI=0.910,AGFI=0.881,RMSEA=0.049)であった。「食事づくり力」は中央値61点以上を高群,61点朱満を低群とした。「食事づくり力」高群は,「料理作成自己評価得点」が低群より高く(p<0.001),構成概念妥当性が確認された。信頼性では,4因子のクロンバックのα係数(0.774~0.901)と,再検査法による信頼性(r=0.423~0.762,p<0.015)を確認し,良好な結果を得た。【結論】栄養学を専攻する新入生を対象に「食事づくり力」測定のための質問紙を開発し,信頼性と妥当性が確認された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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食品一般 
引用文献 (31件):
  • 1) 張替泰子,松本仲子:20-30歳代女性の調理技能及び栄養摂取に関する意識調査,日本食生活学会誌,11, 80-88 (2000)
  • 2) 内閣府:今なぜ食育なのか,平成18年版食育白書,2 (2006),社団法人時事画報社,東京
  • 3) 堀田宗徳:最近の中食の動向,日本調理科学会誌,40, 104-108 (2007)
  • 4) 時子山ひろみ:食生活の変化とフードシステム,講座食の文化 第7巻 食のゆくえ,(石毛直道監修),pp. 76-89 (1999) 財団法人味の素文化センター,東京
  • 5) 石井克枝:家庭科と食育,日本調理科学会誌,44, 180-184 (2011)
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