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J-GLOBAL ID：201402234789901832   整理番号：14A1119880

海洋レーダによる二次元表層流観測におけるKhatri-Rao積仮想アレーの効果について

Effect of Khatri-Rao Virtual Array for 2D Surface Current Estimation Using Ocean Surface Current Radar

著者 (5件)： 龍川卓也 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山田寛喜 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  山口芳雄 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  平野圭蔵 (長野日本無線) ,  伊藤浩之 (長野日本無線)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 194(SANE2014 48-63)  ページ： 83-88  発行年： 2014年08月21日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋レーダは,ブラッグ散乱共鳴機構を利用して海象情報を観測するドップラレーダである。距離情報,及び速度情報をFMICW(Frequency Modulated Interrupted Continuous Wave)レーダ方式,角度情報をアレーアンテナによるDBF(Digital Beam Forming)方式で得る海洋レーダについて考える。本稿では,Khatri-Rao(KR)積拡張処理と呼ばれる信号処理手法を海洋レーダに適用することを考える。KR積拡張処理は仮想的にアレーアンテナの素子数を増加させ,アンテナの開口長を変化させることなく角度分解能を向上させるものである。角度分解能の改善により近接する角度に存在するクラッタが抑圧され,ドップラ周波数の推定精度もまた向上することが報告されている。本稿では,実際の観測データにより表層流速の推定を行い,角度分解能及びドップラ周波数推定精度の改善が表層流速推定の結果に影響を与えることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *レーダ ,  海洋観測 ,  *表面流 ,  散乱 ,  Bragg反射 ,  Dopplerレーダ ,  ビーム成形 ,  アレイアンテナ ,  *分解能 ,  角度 ,  Bragg散乱
準シソーラス用語： デジタルビーム形成 ,  *海洋レーダ ,  *角度分解能 ,  *表層流

分類 (2件)： レーダ  (ND13010H) ,  波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (4件)：

• 海岸工学委員会,陸上設置型レーダによる沿岸海洋観測,土木学会,2001年3月
• 小沢直輝,山田寛喜,山口芳雄,平野圭蔵,伊藤博之,信学技報,Vol.SANE2013-112,no.391,pp.55-60,Jan.2013.
• W. K. Ma, T. H. Hsieh, and C. Y. Chi, IEEE Trans. Signal Processing, vol.58, no.4, pp.2168-2180, Apr. 2010.
• H. Yamada, N. Ozawa, Y. Yamaguchi, K. Hirano, H. Ito, IEICE Trans. Commun., vol.E96-B, no.10, pp.2469-2474, Oct. 2013.

タイトルに関連する用語 (6件)： 海洋レーダ ,  表層流 ,  観測 ,  積 ,  仮想 ,  アレー