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J-GLOBAL ID：201402236768309910   整理番号：14A0088215

短繊維補強コンクリートのひび割れ発生強度に与える養生方法の影響

著者 (4件)： 佐々木亘 (三井住友建設 技術開発セ) ,  谷口秀明 (三井住友建設 技術開発セ) ,  樋口正典 (三井住友建設 技術開発セ) ,  宮川豊章 (京大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 13  ページ： 33-40  発行年： 2013年11月08日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは粗骨材を含む汎用の材料を用い,従来の繊維補強コンクリートと超高強度繊維補強コンクリート(圧縮強度が180N/mm²)との間を補完するような性能を有する高強度短繊維補強コンクリートの検討を行っている。本論では養生方法(気中養生と標準水中養生)が短繊維補強コンクリートのひび割れ発生強度に与える影響を実験によって調べた。この結果,以下のようなことが分かった。1)気中養生を行った供試体のひび割れ発生強度は,標準水中養生の供試体よりも低下する傾向にある。2)普通強度(W/C=40%)のコンクリートでは気中養生が曲げひび割れ発生強度に与える影響は大きいが,割裂ひび割れ発生強度への影響は明確ではない。高強度コンクリートの場合には,割裂ひび割れ発生強度に与える影響も大きくなる。3)気中養生によるひび割れ発生強度の低下は高強度コンクリートでより顕著になる。

シソーラス用語： *繊維強化コンクリート ,  高強度コンクリート ,  超高強度コンクリート ,  *亀裂発生 ,  *養生 ,  亀裂 ,  応力割れ
準シソーラス用語： ひび割れ発生 ,  *ひび割れ発生強度 ,  割裂 ,  気中養生 ,  曲げ亀裂 ,  水中養生 ,  *短繊維補強コンクリート

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (12件)：

• 土木学会:鋼繊維補強コンクリート設計施工指針(案),1983.3
• 鋼材倶楽部:鋼繊維補強コンクリート設計施工マニュアル(トンネル編),技法堂出版,1995.8
• 土木学会:超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案),2004.9
• 土木学会:複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料設計・施工指針(案),2007.3
• 日本コンクリート工学会:繊維補強セメント系複合材料の新しい利用法に関する研究委員会報告書,2012.9

タイトルに関連する用語 (3件)： 短繊維補強コンクリート ,  ひび割れ発生 ,  養生