文献

J-GLOBAL ID：201402242617722467   整理番号：14A1146592

指先での押下力と温度感覚特性の関係 -触対象物との接触面積に基づく基礎的検討-

Relationship between Press Force and Sensory Characteristics of Temperature in Forefinger - Basic Research based on Contact Area -

著者 (4件)： 西村崇宏 (早稲田大学大学院) ,  土井幸輝 (国立特別支援教育総合研究所) ,  唐澤洋之 (首都大学東京大学院) ,  瀬尾明彦 (首都大学東京)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 13  号： 3  ページ： 433-439 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,触角ディスプレイ・インターフェイスによる開発が進められている。これまで温度感覚のディスプレイ・インターフェイスへの応用研究として,温度可変素子を格子状に配置するものを研究してきたが,この方式では,多様なインタラクションを実現するためには,ヒトが能動的に温度刺激に触れた際の温度感覚特性に関する知見が不足することが分かった。そこで,本研究では,温度感覚を活用した皮膚感覚ディスプレイ・インタフェイスに連なるものとして,ヒトが能動的に触材対象に触れて温度感覚を知覚することに注目し,指先での押下力と温度感覚特性の関係を検討した。接触面積も計測し,温度感覚特性との関係を検討し,接触面積に基づく基礎的検討も行った。その結果,押下力の増加に伴って温度感覚の尺度値は増加がみられ,接触対象物への接触力が大きくなるほどより温かく,もしくは冷たく感じることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *操作 ,  温覚 ,  面積 ,  *触角 ,  *表示装置 ,  *インタフェイス ,  *力
準シソーラス用語： *指先 ,  *押下 ,  温度感覚 ,  接触面積 ,  *ディスプレイ ,  *接触力

分類 (1件)： 表示機器  (NC06030Q)

引用文献 (21件)：

• [1] 大岡昌博,古賀宏嗣,宮岡徹,三矢保永:高密度ピンアレイ形触覚マウスによる格子状仮想テクスチャ呈示:第1報 触覚マウスの試作と性能評価実験法の確立,日本機械学会論文集C編,71(711),pp.3174-3180,2005.
• [2] Bicchi, E.: Haptic Discrimination of Softness in Teleoperation: The Role of the Contact Area Spread Rate, <I>IEEE Trans. Robotics & Automation</I>, 16, pp.496-504, 2000.
• [3] Rein, H.: Über die Topographie der Warmempfindung. Beziehungen zwischen Innervation und Receptorischen Endorganen, Zeitschrift für Biologie, 82, pp.513-535, 1925.
• [4] Strughold, H., Porz, R.: Die Dichte der Kaltpunkte auf der Haut des Menschlichen Kärpers, Zeitschrift für Biologie, 91, pp.563-571, 1931.
• [5] Stevens, J.C., Choo, K.K.: Temperature sensitivity of the body surface over the life span, Somatosensory and Motor Research, 15, pp.153-166, 1996.

タイトルに関連する用語 (6件)： 指先 ,  押下力 ,  感覚特性 ,  対象物 ,  接触面積 ,  基礎的検討