抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,普通教育における技術教育を推進するための有効な資料を得るために,児童・生徒の技術的素養や技術教育の内容の有用性について検討することを目的とした。小学生5年生947名,中学3年生1889名,高校2,3年1112名を対象とした調査を行った。その結果,技術的素養のうち「方法や製品を評価する力」や「生産などに対する倫理観」などは,高い学校段階ほど高い有用性が認められたことから,高校などで技術教育を実施する際の目標・内容として適しているのではないかと考えられた。技術教育の内容のうち,中学校技術科では主に扱われない「インフラ」,「輸送」,「建築」などについては,中学校段階での有用性が低いことが示された。このことから,教科の内容としての取り扱いが児童・生徒の技術に対する認識に影響を及ぼしている可能性が示唆された。(著者抄録)