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J-GLOBAL ID:201402249636304700   整理番号:14A0709929

扁桃体と海馬との間のオシレーション相互作用は報酬予測に基づいた行動調節を調整する

Oscillatory interaction between amygdala and hippocampus coordinates behavioral modulation based on reward expectation
著者 (3件):
資料名:
巻: 2013  号: Dec  ページ: WEB ONLY  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,異なる報酬予測(REs)により調節される行動パフォーマンスに対し,扁桃体および海馬がどのように相互作用を行うのかを調査することである。ラットに高低2種類の報酬獲得確率予測が伴う光点灯側面識別課題(a light-side discrimination task)を実施し,扁桃体基底外側部および海馬CA1野からのニューロンスパイクおよび局所電場電位(LFP)の同時記録を行った。以下に結果を報告する。1)ラットは,報酬獲得の予測確率の高低に応じてその行動パフォーマンスを実際に調節した。2)扁桃体ではより多くのニューロンが報酬予測に関連し,海馬ではより多くのニューロンがタスクパフォーマンスに関連することが明らかになった。3)高確率報酬予測条件では,扁桃体と海馬との間の高周波数オシレーション(HFOs;90~150Hz)同調が顕著に増加した。4)試行間間隔(ITI)におけるHFOsの同調および試行時のシータ波同調には,行動の目標選択時間との有意な相関が認められた。5)扁桃体および海馬の内部またはそれらの間のLFPの周波数間カップリングが,ITIにおいて認められた。以上のこれらの結果から,異なる報酬予測が伴う本課題において扁桃体および海馬は異なる機能的役割を担い,扁桃体と海馬との間で同調する特有周波数帯が報酬予測に基づいた行動調節に携わることが示唆される。著者らは,扁桃体がオシレーション同調を介して海馬ニューロンの発火率および同調強度に影響を与え,これが,報酬予測による目標指向性行動の調節メカニズムの一部であることを提唱する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
心理学一般  ,  中枢神経系 

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