文献
J-GLOBAL ID:201402251415898040   整理番号:14A0833314

福岡県における湿性沈着量の経年変化(1995~2011)

Long-term trends of the wet deposition in Fukuoka Prefecture during 1995-2011
著者 (4件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 198-206  発行年: 2014年07月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
福岡県(福岡県保健環境研究所)における1995年度から2011年度までの17年間の湿性沈着の分析結果を基に経年変化を検討した。pHの全平均値は4.68で,やや低下傾向にあったが,ここ数年横ばい状態にある。初期酸度を示すpAi=-log(nss-SO4-2+NO3-)はpH同様低下傾向にあったが,最近やや高くなる傾向にある。主な成分であるnss-SO42-,NO3-,NH4+,nss-Ca2+濃度はいずれも参照値(全環研協議会酸性雨全国調査結果2003~2008年度の平均値)より高い値であり,沈着量も同様であった。成分組成では,秋期,冬期は海塩の割合が大きいが,春期,夏期は小さかった。春期,夏期の非海塩由来成分ではnss-SO42-が陰イオンの約50%,NO3-が約25%を,陽イオンではH+,NH4+,nss-Ca2+がそれぞれ20~30%を占めた。各成分沈着量の季節別経年変化について,nss-SO42-沈着量は各季節共に2000年度前後にやや減少しそれ以後増加傾向を示すが,2008年度前後から減少に転じる傾向が見られた。特にこの傾向は冬期に見られ,中国のSO2の排出量の経年変化に類似していることから,これを反映している可能性が考えられた。NO3-もほぼ同様の経年変化を示すが,NO3-/nss-SO42-比は高くなる傾向にあり,冬期に顕著であった。NH4+の沈着量はやや減少傾向にあるが,nss-Ca2+の沈着量は2000年代半ば以降,春期にやや高い値となっており,nss-Ca2+/NH4+比は0.4を超える値で推移していた。最近,pHは低下傾向から横ばいとなり,nss-SO42-の湿性沈着量も減少傾向が見られており,東アジアから九州北部への移流影響は減じていることが推測される。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染 
引用文献 (19件):
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る