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J-GLOBAL ID：201402254106329943   整理番号：14A0080038

反強磁性と補償されたフェリ磁性におけるスピンSeebeck効果

Spin Seebeck effect in antiferromagnets and compensated ferrimagnets

著者 (9件)： OHNUMA Yuichi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  OHNUMA Yuichi (Japan Atomic Energy Agency, Tokai, JPN) ,  ADACHI Hiroto (Japan Atomic Energy Agency, Tokai, JPN) ,  ADACHI Hiroto (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SAITOH Eiji (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SAITOH Eiji (Japan Atomic Energy Agency, Tokai, JPN) ,  SAITOH Eiji (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  MAEKAWA Sadamichi (Japan Atomic Energy Agency, Tokai, JPN) ,  MAEKAWA Sadamichi (JST-CREST, Tokyo, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 87  号： 1  ページ： 014423.1-014423.7  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピントロニクスにおける熱効果が注目されている。その中で最も重要なものの一つはスピンSeebeck効果(SSE)である。SSEは磁性物質中に温度勾配があるときにスピン電圧が起こる現象である。ここでは,フェリ磁性体と反強磁性体におけるSSEの一般的模型を構築するために,先ず,最近隣の副格子の交換積分を含むハミルトニアンを作って計算した。その結果,反強磁性体ではSSEは消える。フェリ磁性体では飽和磁化または全スピンが存在しないのに拘わらず磁化または角運動量の補償が保持されることが分かった。フェリ磁性でSSEが保存されるのは二つの縮退していないマグノンの所為である。この場合のSSEの大きさは磁化の補償点を通過しても変化しない。

シソーラス用語： 副格子 ,  *反強磁性体 ,  *フェリ磁性体 ,  *熱起電力 ,  電子スピン ,  磁化特性 ,  波動関数積分 ,  ハミルトニアン ,  磁化 ,  飽和磁化 ,  補償 ,  角運動量 ,  マグノン
準シソーラス用語： *スピンSeebeck効果 ,  交換積分

分類 (2件)： 磁性理論  (BM06020X) ,  電子輸送の一般理論  (BM03020C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 反強磁性 ,  補償 ,  フェリ磁性 ,  スピンSeebeck効果