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J-GLOBAL ID:201402262993100338   整理番号:14A0660751

ポリテトラヒドロフランアイオネンの気体透過性と二酸化炭素分離膜としての評価

Gas Permeability of Poly(tetrahydrofuran) Ionenes and Evaluation as CO2 Separation Membrane
著者 (5件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 255-257 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: G0122A  ISSN: 0386-2186  CODEN: KBRBA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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優れた二酸化炭素分離性能をもつ高分子膜の開発を企図して,ポリテトラヒドロフラン(PTHF)鎖(ポリオキシテトラメチレン鎖)より成り,ビオローゲン単位を有するアイオネン(PTI)を合成し,その気体透過性と二酸化炭素分離膜としての性能を評価した。PTHF鎖の分子量が1100と2300で窒素カチオンの対アニオンがCl-,Br-またはI-のPTIを既法により合成し,メタノールを溶媒とするキャストにより高分子膜を作製した。PTI膜を通しての酸素,窒素及び二酸化炭素の気体透過係数を25°Cにて測定し,結果をPTIと熱可塑性エラストマでありPTHF鎖(分子量940,2200)を有するポリウレタン(PTU)の結果と比較した。PTIはPTUと同様に室温でゴム弾性体であり,比較的低い弾性率,大きな破断伸び及び高い引張強度を示すエラストマであった。PTHF鎖の分子量が約2000で対アニオンがCl-であるPTIの二酸化炭素透過性は201barであり,対アニオンがBr-及びI-であるPTIよりも大きいこと,窒素ガスに対する二酸化炭素の透過選択性である透過係数(二酸化炭素)/透過係数(窒素)比はPTHF鎖の分子量と対アニオンの種類に大きく依存することはなく30~34であること,PTHF鎖の分子量が同程度のPTUとの比較ではPTIの方が二酸化炭素の透過性が大きいことなどが分かった。
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分類 (3件):
分類
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高分子固体のその他の性質  ,  膜分離  ,  その他の分離法 
引用文献 (23件):
  • 1) A. Rembaum, W. Baumgartner, and A. Eisenberg, J. Polym. Sci., Part B: Polym. Lett., 6, 159 (1968).
  • 2) A. Rembaum and H. Noguchi, Macromolecules, 5, 261 (1972).
  • 3) S. R. Williams and T. E. Long, Prog. Polym. Sci., 34, 762 (2009).
  • 4) A. Eisenberg and M. King, “Ion-containing Polymers, Physical Properties and Structure”, Academic Press, Chapter IV, New York (1977), pp. 139–227.
  • 5) S. Kohjiya, T. Ohtsuki, and S. Yamashita, Makromol. Chem. Rapid Commun., 2, 417 (1981).
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