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J-GLOBAL ID：201402263877851098   整理番号：14A1204625

高塩基度PAC適用による凝集処理の改善

著者 (6件)： 石橋健二 (福岡県南広域水道企業団) ,  青木綾佑 (福岡県南広域水道企業団) ,  佐藤卓郎 (福岡県南広域水道企業団) ,  西木一夫 (福岡県南広域水道企業団) ,  井上剛 (福岡県南広域水道企業団) ,  平島隆義 (福岡県南広域水道企業団)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 83  号： 10  ページ： 2-9  発行年： 2014年10月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 荒木浄水場では,降雨に伴う原水の高濁度時や原水中のピコプランクトンが増殖する夏期及び原水が低水温,低濁度化する冬期等において凝集処理が悪化し,濾過水の残留アルミニウム,濁度及び有機物濃度が上昇する事象がしばしば見られる。これらの課題に対応すべく,当企業団では,平成23年度までに,近年残留アルミニウム濃度の低減化を目的として開発された塩基度70%の新たなPAC(ポリ塩化アルミニウム)(以下,「高塩基度PAC」という。)の凝集性能を,ジャーテスト及びミニプラント等を用いて評価し,塩基度50%の従来のPAC(以下,「従来型PAC」という。)に比べて残留アルミニウム,濁度及び有機物濃度の除去性に関して優れた性能を示すことを確認した。これらの結果を踏まえ,平成24年度に荒木浄水場で実証試験を行い,通年運用における処理水質の改善と安定性を確認するとともに,実運用上の諸効果を確認することができた。(著者抄録)

シソーラス用語： *凝集剤 ,  *塩化アルミニウム ,  *凝集処理 ,  *改良 ,  残留物 ,  *塩基度
準シソーラス用語： *ポリ塩化アルミニウム ,  改善 ,  *凝集処理強化 ,  残留アルミニウム

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (5件)：

• 石川太了、松井佳彦、松下拓、大野浩一、木村正興、高塩基度PAC1を用いた凝集処理後の残留アルミニウム濃度とその温度影響、第61回全国水道研究発表会講演集、pp.236-237(2010)
• 古林祐正、伊藤雅喜、山田俊郎、松井佳彦、パイロットプラントを用いた高塩基度PACの濁度の除去性及びアルミニウムの残留性に関する評価、水道協会雑誌、第80巻、第3号、pp2-11(2011)
• 宮崎達彦、佐藤文彦、齊藤薫、中島史貴、喜多俊之、実施設における新規高塩基度PAC適用による浄水中残留アルミニウムの低減、第62回全国水道研究発表会講演集、pp.240-241(2011)
• 梶原聡、古田純一、宮崎達彦、佐藤文彦、日田市上野浄水場における新規高塩基度PACの適用評価、第63回全国水道研究発表会講演集、pp.146-147(2012)
• 近藤健太、大芝淳、木村正興、白崎伸隆、松下拓、松井佳彦、ポリ塩化アルミニウムの塩基度と高分子組成が残留アルミニウム濃度に与える影響、第63回全国水道研究発表会講演集、pp.150-151(2012)

タイトルに関連する用語 (3件)： 塩基度 ,  PAC ,  凝集処理