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J-GLOBAL ID：201402271628808690   整理番号：14A0361740

高アルミニウム耐性木であるEucalyptus camaldulensisのアルミニウム-無害化リガンドとしての加水分解性タンニン,Oenothein B,の同定

Identification of a Hydrolyzable Tannin, Oenothein B, as an Aluminum-Detoxifying Ligand in a Highly Aluminum-Resistant Tree, Eucalyptus camaldulensis

著者 (7件)： TAHARA Ko (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  HASHIDA Koh (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  OTSUKA Yuichiro (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  OHARA Seiji (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  KOJIMA Katsumi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOJIMA Katsumi (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SHINOHARA Kenji (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 164  号： 2  ページ： 683-693  発行年： 2014年02月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルミニウム(Al)に高耐性であるEucalyptus camaldulensisを用い,植物におけるアルミニウム耐性の機構について研究を行った。根のAl結合リガンドとその役割を解析した結果,著者らは有機酸陰イオンではない新規のAl結合リガンドを発見し,加水分解性タンニンのOenothein Bであると同定した。Oenothein Bは,E.camaldulensis根の抽出液の逆相高速液体クロマトグラフィーとそれに続く質量分析により,分離精製および同定された。1つの分子にAlを4つ結合し,その割合により可溶性は変化する。シロイヌナズナを用いた実験で,Alによる根伸長阻害は,Oenothein B処理で回復したことからAlの解毒作用が示唆された。他のフトモモ科樹木の解析結果などから,根におけるOenothein Bの作用はAl耐性と関連していることが示唆された。

シソーラス用語： *耐化学性 ,  ユーカリ ,  *タンニン ,  分子 ,  有機酸 ,  アニオン ,  アルミニウム ,  可溶性 ,  Arabidopsis thaliana ,  植物成長 ,  解毒 ,  フトモモ科 ,  溶解性
準シソーラス用語： Al結合リガンド ,  Eucalyptus camaldulensis ,  *アルミニウム耐性 ,  リガンド ,  陰イオン ,  加水分解性タンニン ,  根伸長 ,  有機酸陰イオン ,  Oenothein B

分類 (3件)： 植物に対する影響  (EE05030G) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (8件)： アルミニウム耐性 ,  木 ,  Eucalyptus ,  アルミニウム ,  無害化 ,  リガンド ,  加水分解性タンニン ,  同定