抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CT(コンピュータ断層撮影)装置により体内の3次元画像が得られるが,従来はそれを3次元のまま表示する方法がなかった。そのため外科医は,手術前や手術中に血管が複雑に重なり合う画像を様々な方向から観察し,頭の中で3次元の構造をイメージしていた。東芝は,グラスレス3Dレグザの開発で培ったインテグラルイメージング(II)方式の技術を応用し,専用眼鏡を使わずに,3次元のCT画像を3次元のまま見ることができる医療用裸眼3D(立体視)ディスプレイシステムを開発した。II方式の特性に基づいて立体感を制御する技術により,CT画像の高画質な3D表示を実現した。独立行政法人国立がん研究センター中央病院の放射線技師を被験者とし,模擬血管を用いた評価実験を行い,3D表示の有用性を実証した。(著者抄録)