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J-GLOBAL ID：201402276875652653   整理番号：14A0765405

超低コスト土地利用型作物生産技術の開発 第6章 暖地2年4作水田輪作地帯 5 暖地二毛作地帯における水田輪作技術の体系化と現地実証(4)忌避材によるスクミリンゴガイの産卵抑制

著者 (8件)： 田坂幸平 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  和田節 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  遊佐陽一 (奈良女大) ,  吉田和弘 (奈良女大) ,  安東敏弘 ,  土屋史紀 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  深見公一郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  佐々木豊 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 503  ページ： 384-388  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開発したスクミリンゴガイ用の忌避材の産卵抑制効果の検証と産卵抑制による水路水中の貝密度低減効果の検証を行うため,佐賀県上峰町の水路で実証試験を行った。忌避材の産卵抑制効果は高く,塗布面では3年間以上効果が持続した。水路の水位の変動に対応した産卵抑制を行うためには,忌避材を水面の上に帯状に塗布するのではなく,岸壁に幅広く面状に塗布する必要があった。また,数十m規模の忌避材塗布では産卵抑制による貝密度の変化を確認することはできず,忌避材の貝密度低減効果を検証するためには,貝の移動の範囲を考慮して数キロ規模の実証試験が必要であると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *スクミリンゴガイ ,  有害動物 ,  産卵 ,  用水路 ,  生息密度 ,  *忌避剤 ,  壁 ,  塗布 ,  実証実験 ,  *有害生物防除 ,  佐賀県 ,  トラップ【生物】
準シソーラス用語： 農業用水路

分類 (2件)： 有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  その他の有害生物防除剤  (FB06050B)

引用文献 (7件)：

• 平井剛夫(1988).スクミリンゴガイの産卵能力と銅資材による産卵阻害. 日本応用動物昆虫学会大会講演要旨.32:40.
• 清田洋次・奥原國英(1989).スクミリンゴガイに対する銅資材の産卵防止効果.九農研.51:123.
• 田坂幸平ら(2007).スクミリンゴガイ用忌避材の開発.第70回九農研発表要旨.121.
• 田坂幸平ら(2010).スクミリンゴガイ用忌避材を利用した産卵抑制技術.農作業研究.45(別1):1-2.
• 田坂幸平ら(2012).スクミリンゴガイの忌避方法.特許第5077995号.

タイトルに関連する用語 (12件)： 土地利用 ,  作物 ,  開発 ,  暖地 ,  水田輪作 ,  二毛作 ,  体系 ,  現地 ,  実証 ,  忌避材 ,  スクミリンゴガイ ,  産卵