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J-GLOBAL ID：201402279022097128   整理番号：14A1474406

座屈拘束材端部の局所変形を考慮したピン接合形式二重鋼管ブレースの全体座屈防止条件-片側摺動形式の場合-

CONDITIONS TO PREVENT GLOBAL BUCKLING OF PIN-ENDED TUBE-IN-TUBE BRACES CONSIDERING LOCAL DEFORMATION AT END OF BUCKLING RESTRAINING MEMBER-In case of one-sided sliding type-

著者 (6件)： 木下智裕 (JFEスチール スチール研) ,  金城陽介 (JFEスチール) ,  金城陽介 (京大 大学院工学研究科) ,  聲高裕治 (京大 大学院工学研究科) ,  吹田啓一郎 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川和明 (JFEシビル)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 706  ページ： 1973-1982  発行年： 2014年12月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピン接合形式二重鋼管の座屈拘束ブレース(片側摺動)を対象とし,全体座屈防止条件を検討した。座屈拘束材端部の局所変形を考慮した初期たわみを定義し,圧縮軸力作用時の座屈拘束ブレース軸心のたわみ,および座屈拘束材の曲げモーメントの算定式を導出した。全体座屈防止条件を提示した。たわみ曲線および曲げモーメント分布の算定式による計算結果を,繰返し載荷試験およびFEM解析の結果と比較し,算定式の妥当性を実証した。全体座屈が発生する条件を確認し,全体座屈が防止できる座屈拘束材端部(座屈拘束材の板厚,補強材の貫入長,間隙)の設計条件を明らかにした。付録として,たわみ曲線の概算式,および1次モードと高次モードのたわみの比較を提示した。

シソーラス用語： *斜め部材 ,  *制振構造 ,  接合 ,  座屈 ,  曲げモーメント ,  曲線 ,  たわみ ,  繰返し試験 ,  載荷試験 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  たわみ曲線 ,  ピン接合 ,  繰返し載荷試験 ,  *座屈拘束ブレース ,  全体座屈 ,  有限要素解析
準シソーラス用語： FEM解析

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (12件)：

• 藤本盛久, 和田 章, 佐伯英一郎, 渡辺 厚, 人見泰義 : 鋼管コンクリートにより座屈を拘束したアンボンドブレースに関する研究, 構造工学論文集, Vol.34B, pp.249-258, 1988.3
• 清水孝憲, 藤澤一善, 上村健二, 井上一朗 : 極軟鋼管ブレース接合部を含む座屈拘束設計法 その1, その2, 日本建築学会大会学術講演梗概集, C-1 構造Ⅲ, pp.781-784, 1997.9
• 木下智裕, 聲高裕治, 井上一朗, 飯谷邦祐 : 接合部を含む座屈拘束ブレースの構面外座屈防止条件, 日本建築学会構造系論文集, 第 621 号, pp.141-148, 2007.11
• 聲高裕治, 木下智裕 : 座屈拘束ブレースの構面外座屈防止設計法, 日本建築学会構造系論文集, 第 641 号, pp.1371-1378, 2009.7
• 竹内 徹, 小崎 均, 松井良太 : 拘束材端部の曲げモーメント伝達能力を考慮した座屈拘束ブレースの構面外機構安定性評価, 日本建築学会構造系論文集, 第 691 号, pp.1621-1629, 2013.9

タイトルに関連する用語 (9件)： 座屈 ,  拘束 ,  局所変形 ,  接合形式 ,  鋼管 ,  ブレース ,  全体座屈 ,  摺動 ,  形式