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J-GLOBAL ID：201402284066142280   整理番号：14A0813935

プラスチック成形加工の最近の研究動向 射出成形

著者 (1件)： 瀬戸雅宏 (金沢工大 ものづくり研)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 26  号： 7  ページ： 288-292  発行年： 2014年06月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 射出成形に生じる代表的な不良現象であるそり変形および,ウェルドラインに関する研究,成形品の軽量化を目的とした射出発泡成形(特に超臨界流体を用いた射出発泡成形)に関する研究を紹介した。そり変形に関しては,Ohらは成形品内のガラス繊維配向状態を観察するとともに,熱膨張係数の予測手法を検討した。Roisらは炭素繊維およびCNTをフィラーとしたときの熱膨張係数の異方性の変化を詳細に検討している。ウェルドラインに関して,新川らは鋼材金型と硬質鉄めっき処理アルミニウム合金金型で成形品表面のウェルドラインの有無を詳細に調べ,アルミニウム合金金型の方がウェルドレス成形可能な成形条件の幅が狭いことを示した。射出成形発泡に関しては,柿島らが超臨界状態の二酸化炭素と窒素を比較し,二酸化炭素の方が微細な気泡が多く存在し,発泡状態のいい成形品になると言っている。

シソーラス用語： *射出成形 ,  ウェルドマーク ,  反り ,  軽量化 ,  超臨界流体 ,  変形 ,  繊維強化プラスチック ,  繊維配向 ,  熱膨張係数 ,  炭素繊維 ,  カーボンナノチューブ ,  充填剤 ,  異方性 ,  高分子加工用型 ,  *物理発泡 ,  二酸化炭素 ,  窒素 ,  細孔径 ,  発泡プラスチック ,  高分子液晶 ,  ポリマブレンド ,  表面粗さ ,  *プラスチック成形 ,  高分子加工機 ,  ガラス繊維 ,  微細構造 ,  ABS樹脂 ,  ポリプロピレン ,  ポリスチレン ,  ポリメタクリル酸メチル
準シソーラス用語： *射出発泡

分類 (2件)： 射出成形  (YH04050Y) ,  発泡成形  (YH04070U)

引用文献 (23件)：

• 瀬戸雅宏,山部昌:成形加工,13(12),812(2001)
• Oh, H.J., Lee, D. J., Lee, C. G., Jo, K.Y., Lee, D. H., Song, Y. S. and Youn J. R.: Applied Science and Manufacturing (Composites Part A), 53, 34 (2013)
• Rios, P. F., Kenig, S., Cohen, R. and Shechter, A. : Polymer Composites, 13 (8) , 1367 (2013)
• 今泉賢,小川瑞樹,北山二朗,中野亮,横井秀俊:成形加工,25(10),493(2013)
• 新川真人,松井佑太,山縣裕,木下雅貴,山脇拓也,及川渉:塑性と加工,54(3),39(2013)

タイトルに関連する用語 (4件)： プラスチック成形加工 ,  研究 ,  動向 ,  射出成形