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J-GLOBAL ID：201402286760068732   整理番号：14A1320858

励起反応場を用いた多次元ナノ材料創成 化学反応場制御による低次元ナノ構造チタニアの創製と高次機能

著者 (2件)： 関野徹 (大阪大 産科研) ,  田中俊一郎 (東北大 多元物質科研)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 53  号： 11  ページ： 546-549  発行年： 2014年11月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多様な展開が期待される酸化チタンナノチューブ(TNT)について,色素増感型太陽電池,いわゆるGraetzel型太陽電池への応用を視野に,TNTのサイズ制御を行った。TNTの多機能化を目的に化学反応場制御を行い,アスペクト比の異なるTNT創製とその太陽電池発電特性に与える影響を述べた。反応溶媒としてエタノール・水混合溶媒を用い,種々なアスペクト比を有するTNTの合成と色素増感型太陽電池電極適用性を検討した。エタノールの体積比を変えた混合溶媒を調整し,NaOH濃度を10Mに調整してTiO₂粉末を添加し,撹拌・還流した。得られたスラリー状生成物を超純水で繰返し洗浄,ろ過,希塩酸中和処理を行い,更に水洗を繰返し,最後に乾燥することで最終生成物であるTNT粉末を得た。このサイズ制御したTNTの物理化学的性質,電池特性,光学的特性を測定した。稀土類元素としてSm(III)を固溶したTNTの合成とその種々な共生型環境調和機能も調べた。

シソーラス用語： ナノ構造 ,  反応場 ,  励起 ,  高次元 ,  化学反応 ,  *酸化チタン ,  *ナノチューブ ,  *太陽電池 ,  グリーンケミストリー ,  化学的性質 ,  サマリウム ,  金属イオン ,  水酸化ナトリウム ,  溶媒 ,  スラリー ,  公害対策 ,  浄化 ,  環境順応 ,  アスペクト比 ,  光触媒 ,  脂肪族アルコール ,  ナノ材料
準シソーラス用語： サマリウムイオン ,  *チタニアナノチューブ ,  二酸化チタン ,  環境浄化 ,  環境調和 ,  高次機能 ,  混合溶媒 ,  *色素増感型太陽電池 ,  物理化学的性質

分類 (2件)： 太陽電池  (NC03084O) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (22件)：

• (1) T. Kasuga, M. Hiramatsu, A. Hoson, T. Sekino and K. Niihara: Langmuir, 14(1998), 3160-3163.
• (2) T. Kasuga, M. Hiramatsu, A. Hoson, T. Sekino and K. Niihara: Adv. Mater., 11(1999), 1307-1311.
• (3) 鈴木義和,関野 徹:マテリアルインテグレーション,18[1](2005), 3-10.
• (4) 関野 徹:セラミックス,41(2006), 267-271.
• (5) T. Tachikawa, S. Tojo, M. Fujitsuka, T. Sekino and T. Majima: J. Phys. Chem. B, 110(2006), 14055-14059.

タイトルに関連する用語 (11件)： 励起反応 ,  多次元 ,  ナノ材料 ,  創成 ,  化学 ,  反応場 ,  低次元 ,  ナノ構造 ,  チタニア ,  創製 ,  高次機能