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J-GLOBAL ID：201402289398391499   整理番号：14A0777403

マレーシア半島,Pasohの常緑熱帯雨林における光化学反射係数と蒸気圧不足の組み合わせ利用による光利用効率の推定

Estimation of light-use efficiency through a combinational use of the photochemical reflectance index and vapor pressure deficit in an evergreen tropical rainforest at Pasoh, Peninsular Malaysia

著者 (9件)： NAKAJI Tatsuro (Tomakomai Experimental Forest, Hokkaido Univ., Takaoka, Tomakomai, Hokkaido, 053-0035 Japan) ,  KOSUGI Yoshiko (Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ., Kyoto, 606-8502, JPN) ,  TAKANASHI Satoru (Forestry and Forest Products Res. Inst., 1 Matsunosato, Tsukuba, Ibaraki, 305-8687 Japan) ,  NIIYAMA Kaoru (Forestry and Forest Products Res. Inst., 1 Matsunosato, Tsukuba, Ibaraki, 305-8687 Japan) ,  NOGUCHI Shoji (Forestry and Forest Products Res. Inst., 1 Matsunosato, Tsukuba, Ibaraki, 305-8687 Japan) ,  TANI Makoto (Graduate School of Agriculture, Kyoto Univ., Kyoto, 606-8502, JPN) ,  OGUMA Hiroyuki (National Inst. for Environmental Studies, 16-2 Onogawa, Tsukuba, Ibaraki, 305-8506 Japan) ,  NIK Abdul Rahim (Ministry of Natural Resources and Environment, 62574 Putrajaya, Malaysia) ,  KASSIM Abd Rahman (Forest Res. Inst. Malaysia, 52109 Kepong, Selangor, Malaysia)
資料名： Remote Sensing of Environment  (Remote Sensing of Environment)
巻： 150  ページ： 82-92  発行年： 2014年07月 
JST資料番号： C0252B  ISSN： 0034-4257  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 常緑熱帯雨林の光利用効率(LUE)推定の為のより良い手法探索の為に,本研究はマレーシア半島の低地フタバガキ科森林において3年にわたってCO₂フラックスとキャノピースペクトル反射率両方をモニタする為にリモートセンシングスペクトル植生指数(VIs)を使用した。本研究はスペクトル反射率から計算した5VIsの感度を解析した:即ち光化学反射率指数(PRI),キャノピークロロフィル指数(CCI),NDVI,拡張植生指数(EVI),水(WI)であった。観察期間の間に優越フタバガキ科樹木のLUE,観測したVIs或いは生物季節タイミング(特に若芽発芽)における明確な季節的変動が見出せなかった。葉生物季節はCCI変動に相関する傾向があったが,LUEとVIs間の相関における最大相関係数はPRI(R=0.341,=699)で見られた。LUEと気象因子間の関係では,最大の相関LUEと水蒸気圧不足(VPD;R=-0.580)間で見出された。これ等の結果は,この常緑熱帯雨林ではLUEにおける非季節的変動が葉生物季節或いは緑葉質量に比べて水条件によってより大きく影響されることを示唆し,VPDに比べてPRIがLUEの直接推定に関してより低い感度を持つことを示唆した。LUE推定における精度を改善する為に,本研究はVIsと気象因子の組合せ利用の可能性を吟味した。逐次多重回帰による変数選択が,LUE推定に関する最善の組み合わせがPRIとVPD(R=0.612)であることを示した。PRI,VPD,PRI×VPDを用いた単純回帰モデル,PRIとVPDを用いた多重回帰モデルの相対二乗平均平方根誤差(rRMSE)は夫々22.5%,19.4%,19.0%,18.7%であった。これ等の結果に基づき,本研究は以下のように結論した:1)ほかの温帯落葉樹林事例のようにPRIだけに基づくLUE推定手法は熱帯常緑雨林には適さない,2)熱帯常緑雨林におけるLUE推定に関してPRIとVPD組合せ利用がより良いモデルの1つを提供する。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： マレーシア ,  *熱帯多雨林 ,  広葉樹林 ,  光化学系 ,  反射率 ,  蒸気圧 ,  *光合成 ,  *モデル ,  *モデリング ,  フタバガキ科 ,  リモートセンシング ,  指標 ,  感度解析 ,  *性能評価 ,  比較 ,  キャノピー ,  正規化植生指数 ,  生物学 ,  クロロフィル ,  発芽 ,  季節的変動 ,  環境モニタリング ,  二酸化炭素 ,  物質流束 ,  試験 ,  実験 ,  相関係数 ,  分圧 ,  *水不足 ,  因子分析 ,  気象要素 ,  多重回帰分析 ,  逐次近似 ,  誤差 ,  気象観測 ,  塔状構造物 ,  その場観察 ,  *光利用効率 ,  常緑広葉樹林 ,  二酸化炭素フラックス ,  長期試験 ,  半島マレーシア ,  植生指標 ,  拡張植生指標 ,  フェノロジー ,  水蒸気分圧 ,  rms誤差 ,  環境指標 ,  指数
準シソーラス用語： マレーシア半島 ,  光化学システム ,  蒸気圧不足量 ,  熱帯雨林 ,  反射係数 ,  *推定モデル ,  植生指数 ,  NDVI ,  EVI ,  強化植生指数 ,  生物季節 ,  水蒸気圧 ,  要因解析 ,  気象因子 ,  統合モデル ,  多重回帰 ,  逐次法 ,  RMSE【誤差】 ,  フラックス観測 ,  タワー ,  現場観測

分類 (3件)： リモートセンシング一般  (AD04000L) ,  光学情報処理  (BD03060T) ,  測樹学  (FF01040T)

タイトルに関連する用語 (9件)： マレーシア ,  半島 ,  熱帯雨林 ,  光化学 ,  反射係数 ,  蒸気圧 ,  組み合わせ ,  光利用効率 ,  推定