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J-GLOBAL ID：201402289450667899   整理番号：14A0791598

(Na_0.5Bi_0.5)TiO₃リラクサ強誘電体における結晶欠陥と散漫散乱との相関

Correlation between crystal defects and the diffuse scattering in relaxor ferroelectric (Na_0.5Bi_0.5)TiO₃

著者 (4件)： MATSUURA M. (Osaka Univ., Toyonaka) ,  HIROTA K. (Osaka Univ., Toyonaka) ,  NOGUCHI Y. (Univ. Tokyo, Tokyo) ,  MIYAYAMA M. (Univ. Tokyo, Tokyo)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2013-039  ページ： 1-1-18 (WEB ONLY)  発行年： 2014年02月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 散漫散乱と強誘電性との相関を明確にするために,異なる酸素分圧で成長させた(Na_0.5Bi_0.5)TiO₃(NBT)結晶における散漫散乱を比較した。JRR-3の三軸分光器HQRを用いて中性子散乱実験を行い,室温での(h,1,0)スキャンのプロファイルを示した。T~300Kで,(110)付近に大きな散漫散乱が出現し,(110)方向に沿って広がっていた。(110)Bragg反射の急峻なピークと散漫散乱の幅広いピークのプロファイルが見られた。O₂-10気圧結晶での散漫散乱はO₂-0.2気圧結晶よりも小さかった。以前の測定では,異方性散漫散乱では大きな温度依存性を示し,横方向に強く沿っているようで,散漫散乱と強誘電揺らぎとの相関を示唆していた。Bi欠陥の数はO₂-10気圧結晶の方が小さいと予測されるので,散漫散乱,言い換えれば,極性ナノ領域は結晶欠陥での強誘電揺らぎがピン止めされていることを示している。

シソーラス用語： *リラクサ ,  強誘電体 ,  強誘電性 ,  強誘電分域 ,  *中性子散乱 ,  *散漫散乱 ,  ペロブスカイト型結晶 ,  *チタン酸塩 ,  *ナトリウム化合物 ,  *ビスマス化合物 ,  ビスマス ,  点欠陥 ,  分圧 ,  酸素
準シソーラス用語： *チタン酸ナトリウムビスマス ,  *リラクサ強誘電体 ,  極性ナノ領域 ,  酸素分圧

分類 (1件)： 強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

引用文献 (1件)：

• Y. Noguchi et al., Jpn. J. Appl. Phys. 47(9B), 7623 (2008).

タイトルに関連する用語 (4件)： リラクサ強誘電体 ,  結晶欠陥 ,  散漫散乱 ,  相関