抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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技術者が効率的に熱練技能者の経験的知識を学ぶための一助として,機械加工における熟練者,中級者,初心者それぞれの作業観点の差異を抽出・体系化することを試みる。本報告では,フライス盤作業を対象として,図面読解過程における注視点の分布などを測定し,工程の設計,作業順序などが技能レベルに応じてどのように変化するかを検討した。その結果,フライス盤作業における技能者の図面読解過程は旋盤作業を対象とした場合と同様の傾向を示した。フライス盤作業は,旋盤作業よりも加工工程を多様に想定することができるが,熟練者になるほど図面から重要なポイント,難加工部分を短時間で読み取り,その部分を重点的に観察し,作業効率や精度への影響などを考慮しながら検討して工程を設計する傾向があることが分かった。(著者抄録)